【最新医療特集記事】

「特集」黄斑変性症と、ブルーライト

ブルーライトが、眼に及ぼす影響と危険性!

加齢黄斑変性症を、アムスラーチャートでチェックする方法。あなたは大丈夫?片目でチェックしてみましょう。

当てはまる症状がある方は、加齢黄斑変性症かもしれません。      すぐにお近くの眼科を受診しましょう。

   出典:バイエル薬品株式会社 参天製薬株式会社 http://moumakushikkan.com


黄斑変性症とは?

インデックス

○ 黄斑変性症(AMD)の症状とは?

○ 黄斑変性症の原因とは?

○ 黄斑変性症の治療法は?

○ 黄斑変性症のルセンティス注射、医療保険。

○ 黄斑変性症の自覚症状のチェックシート。

○ 黄斑変性症とブルーライト。

○ 黄斑変性症の予防法と、進行を遅らせる方法は?

○ 黄斑変性症サプリメント、ルテイン、アスタキサンチンの最新情報。

 


●黄斑変性症は、中途失明の第4位!

加齢黄斑変性症は、失明に至る視覚障害の原因ランキング第4位です。 (厚生労働省の2013年厚労省科学研究データより)

失明に至る、視覚障害の原因ランキング。第4位が加齢黄斑変性症です。

●急激な患者数の増加の原因は?

欧米人の瞳は青い瞳と言われ、薄い色をしているので黄斑変性症になりやすいと言われています。
   

上記の図の、左のグラフの1990年では「黄斑変性症」は出て来ません。「その他」に入っています。

右の2002年のグラフでは11%と出ています。

「黄斑変性症」の日本での患者数は、30年ほど前はほとんど見られず、「日本人には無関係の眼病」とさえ言われていました。

欧米諸国では、65歳以上の4分の1(25%)が「黄斑変性症」になり、その50%が確実に失明しています。

なぜ日本人には患者さんがいなかったのでしょうか?

それは瞳の色に関係していると、思われます。

日本人は「黒い瞳」と言われるように瞳の色が濃いのですが、欧米人は「青い瞳」と言われ薄い色をしています。「黄斑変性症」は、瞳の色が薄い人ほどなりやすいのです。欧米人に多発しているのはそのためと言われています。 

2012年厚生労働省の発表では、日本人の「黄斑変性症」の患者数は84万人と発表されていましたが、

ここ近年急激に増え始め、推定予備軍はなんと、1200万人にもなると発表されています。

なぜこんなにも急に、「黄斑変性症」の患者さんが増え始めたのでしょうか? 

なぜ、急に「黄斑変性症」が増え始めたのでしょうか?

●野菜を摂らないことが原因!?と、もう一つの原因は?

2000年問題対策のため、20年前からパソコンが普及し始めました。そこから黄斑変性症が増え始めた。

  患者の急増の理由の一つとして、食生活の欧米化により、肉食中心となり、緑黄色野菜を摂らなくなったことが原因に上げられます。眼に良いとされる色素栄養成分の摂取不足や、欠乏が考えられます。

しかし、それだけが原因ではありません。もっと大きな原因が考えられます。そのもう一つの大きな原因として次のようなことが考えられます。 

20年ほど前から、患者数が目立ち始めたと発表されていますが、20年前といえば、その頃からIT産業が発達して、私たちの周りに少しずつパソコンやワープロ、携帯電話などのデジタル機器が登場し、普及し始めた頃です。 

2000年問題を知っていますか?

デジタル機器が急激に普及するきっかけとなったのが、「2000年問題」です。

1999年までに、日本全国にパソコンが導入されました。

小さい町工場でも、商店街の八百屋さんも、米屋さんも、魚屋さんにもパソコンが普及しました。

そうして毎日、習慣的にブルーライトに眼をさらされるようになっていったのです。

★これが、急激な患者数の増加の原因とされています。


NHKテレビ「試してガッテン」で、「黄斑変性症」について放送されました。
NHKテレビ「試してガッテン」

 

NHKテレビ「ためしてガッテン」

2014年11月19日放送の

「1200万人!?眼の現代病、危険な目ヤニ発見ワザ」

において、

「黄斑変性症」について放送されました。

http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20141119/index.html

NHKテレビで、「黄斑変性症」について放送されました。

NHK Eテレ「健康チョイス」2015年3月14日放送の 

「ものがゆがんで見えるとき」において、

「黄斑変性症」について放送されました。

http://www.nhk.or.jp/kenko/choice/archives/2015/03/0314.html

 

●あなたのその眼の不調は、光老化(酸化ストレス)が原因かも!?

光老化(酸化ストレス)とは、光(紫外線・青色光)を浴びることによって発生する「活性酸素」の ダメージから起こる老化(酸化)のことです。
紫外線は地球上に降り注ぐ太陽光線の一種。眼に大きな影響を与えます。

 要因はさまざま上げられますが、その1つに「光老化(酸化ストレス)」があります。

 光老化(酸化ストレス)とは、光(紫外線・青色光)を浴びることによって発生する「活性酸素」のダメージから起こる老化(酸化)のことです。

 ※注意 加齢によって体の機能が徐々に衰える「自然老化」とは異なります。

目の老化現象を「光老化(酸化ストレス)」といい、比較的若い人にも起こります。 

光線」(紫外線・青色光ブルーライト)を受けて発生する活性酸素・過酸化脂質が、身体を老け(酸化)させるのです。

 

光老化(酸化ストレス)の原因は、紫外線とブルーライト!

●網膜は常に、酸化ストレスにさらされている!

紫外線とは、地球上に降り注ぐ太陽光線の一種です。

●ブルーライトハザードとは?

もうひとつの危険な光「青色光」 ブルーライトハザード
ブルーライトが、黄斑変性症を発症させる危険性があると指摘されています。
パソコン画面やスマホからのブルーライトによって、目が危険にさらされています。

ブルーライトは自然光にも含まれていて、色を表現するためには欠かせない要素です。

ですが青色の光は波長が、380~495ナノメートルと可視光線の中でも波長が短く、その分だけ最も強く直進する高エネルギーを持っています。

 

 

パソコン画面から発せられるブルーライト(青色光)が、めに悪影響を与えている。

LED(発光ダイオード)は、

 パソコンディスプレイ、液晶TV、スマートフォン、照明器具、信号機、最近では車のヘッドライトにも利用されています。

寿命が長い、消費電力が少ない、高発光だから明るい、画面がキレイなどの長所により世界中のあらゆる場所で利用されています。

 

近年のノーベル物理学賞に青色LEDの研究・開発に携わった日本人科学者三名が受賞されたニュースは、私たち日本人にとってたいへん嬉しいニュースでした。

しかし、そのLEDから発光される青色可視光線(ブルーライト)が、眼に悪影響を与える危険性[ブルーライトハザード]があるのでは、という指摘がなされています。

 

 

私たちの眼は、有害な光線が網膜まで達しないように、角膜や水晶体がそれらを吸収して、眼を守っています。

 私たちの眼には、もともと紫外線や赤外線などの有害な光線が、網膜まで達しないように、 角膜や水晶体が、それらを吸収しガードして、サングラスのように眼を守っています。

 

 しかし、ブルーライトを長時間見続けることで、その高エネルギーのため眼の角膜や水晶体では吸収されず、網膜にまで到達してしまいます。

その障害により、網膜の機能低下を引き起こすこととなります。

ブルーライトによる網膜の機能低下が、黄斑変性症を発症する危険性があります。

●初期の自覚症状として

初期の自覚症状としては以下のようなしょうじょうがあります。

☐目の疲れ(眼精疲労)  ☐目の渇き(ドライアイ)  ☐視力の低下  ☐ピントが合わせづらくなった。 ☐光をまぶしく感じる。  ☐光をギラギラと感じる。  ☐文字がチカチカする。  ☐線を目で追いにくい。☐途中でやめて、しばらく目を閉じていることが多い。

また、スマホやパソコン画面のLEDブルーライトに2時間さらされると、睡眠を促すホルモンの、メラトニン分泌が23%減少するという研究報告があります。

これは眼の瞳孔を収縮させる毛様体筋を、ブルーライトが刺激して緊張させるため、睡眠を促すメラトニンの分泌が抑制されてしまい、体内時計のリズムの乱れで「ずれ」が生じ、「体は疲れているのに、眠れない!」といった睡眠障害、不眠症が起こるということが考えられます。

厚生労働省のガイドラインでは、「1時間VDT(デジタルディスプレイ機器)作業を行った場合、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されています。

 

そのまま進行すると、

網膜の機能低下がこのまま進行すると、

「黄斑変性症(AMD)を発症する危険性がある」と、指摘されています!

 


加齢黄斑変性症の解説サイトのご案内ボード。

○「黄斑変性症」の症状とは?

「黄斑変性症(AMD:Age-related Macular Degeneration)とは、網膜の中心部にある黄斑部に何らかの原因による異常が発生し、機能が障害されて、視力低下する眼の病気です。

 

これまでは、「加齢」を前に付けて「加齢黄斑変性症」と呼ばれ、文字通り加齢が原因で起こる眼の疾患と思われていました。

しかし、最近若い世代の患者数が増加しており、また失明という深刻な事態を招きかねない眼の病気であるにも関わらず、一般的にはまだよく知られていません。

そこで、このサイトではデジタル世代と呼ばれる将来ある若い人たちに注意を喚起する意味で、「加齢」の文字は付けずに、外して説明させていただきます。

 

眼の基本構造、黄斑部の断面図
加齢黄斑変性症の初期症状の「変視症」(見たい部分がゆがんで見えます)の画像

進行とともに、次のような症状が現れます。

○ 変視症・・・・・・・・見たい部分がゆがんで見えます。

○ 視力低下・・・・・・・全体的にものがぼやけて見えます。

○ コントラスト感度(対比の感度)の低下・・・全体的にものが不鮮明に見えます。

○ 中心暗点・・・・・・・見たい部分が黒くなって見えます。

 

 眼の網膜が何らかの原因で障害を受け、脈絡膜から発生する良くない血管(新生血管)が原因で

 起こります。

新生血管はもろくて弱いため、敗れて出血したり血液中の成分が漏れ出して、黄斑部が腫れたり、

網膜の下に血液が溜まると、網膜がゆがみ出します

 ゆがんだフィルムに写すと、ものがゆがんで写るように、ゆがんだ網膜で見るとゆがんで見えます。

 周辺部は障害されていませんので、中心部だけがゆがんで見えますが、周辺部は正しく見えます。

 

 

 

加齢黄斑変性症の進行期の症状の画像。視力低下、コントラスト感度の低下、中心暗点。

さらに網膜の黄斑部が障害されると、真ん中が見えなくなり(中心暗点)視力が低下します。

視力低下が進行すると、運転免許証の更新はできません。文字を読むことさえできません。視力は0,1以下になります。また、網膜下に大きな出血が起きると、突然著しい視力低下が起こり、結果、失明に至ります。

日本人の失明原因ランキング

⒈ 緑内障

2 糖尿病性網膜症

 網膜色素変性症

 黄斑変性症

5 視神経委縮、網脈絡膜委縮

6 白内障

7 強度近視

8 その他(コンタクトレンズ障害なども含む)

 USAでは、1位が黄斑変性症となっています。 

◯「黄斑変性症(AMD)」の治療法は?

「黄斑変性症(AMD)」は新生血管の有無によって、委縮型黄斑変性症(いしゅくがた)と、

滲出型黄斑変性症(しんしゅつがた)とに分類されています。

「黄斑変性症(AMD)」の治療方法

 1)委縮型黄斑変性症(いしゅくがた)

   残念ながら委縮型の黄斑変性症には、現在のところ治療方法はありません。

  

 2)滲出型黄斑変性症(しんしゅつがた)

   滲出型の黄斑変性症には、次のような治療法があります。

 

 

 

加齢黄斑変性症の治療法。レーザーによる光線力学的療法(PDT)

光線力学的療法(PDT)

光に反応する薬剤を体内に注射し、その薬剤が新生血管に到達したときに、レーザーを病変部に照射する治療法です。

レーザーにより薬剤が活性化され、新生血管を閉塞します。

このレーザーは新生血管以外の組織には、ほとんど影響しません。

治療後は3か月ごとに検査を行い、その結果により必要に応じて、再度治療を実施するという、

継続的に治療を行います。

治療にかかる費用は、薬剤費が約19万円、レーザー光の照射料が約18万円。さらに初回には2,3日の入院費用が加わります。保険が適用されて15万円程度かと思われます。


レーザー光凝固術

新生血管を、レーザー光線で焼き固める治療法です。

しかし、正常な他の組織にもダメージを与えてしまうため、新生血管が中心より外にある場合のみ実施されます。


加齢黄斑変性症の治療法。抗VGEF療法(ルセンティス)

抗VEGF療法(ルセンティス注射)

2009年から認可された新しい治療法です。

眼の中にあるVEGF(血管内皮増殖因子)を抑えるため、眼内にルセンティス剤(抗VEGF剤)を注射する治療法です。

異常な血管の発生、成長を抑え、血管の漏れを

抑えて、黄斑を元の形に近づけることができます。

ゆがみや、視野の中心部が暗くなる症状(中心暗点)が軽減されます。

しかし時間が経つと、また新たに新生血管が出てくるため、定期的に注射でルセンティス薬剤を投与しなければなりません。

6週間ごと、あるいは4週間ごとに、1年間に4~6回ほど継続投与をする必要があります。

手術の費用は、1回に保険適用で3割負担として、6万円~7万円程度かかるといわれています。

●新しい治療法の開発や、研究実験が行われていますが、、、!?

  黄斑変性症は、失明率の高い難治病ともいわれ、長い間治療法はありませんでした。

 最近、少しずつ新しい治療法が開発されてきているようです。

 しかし、費用の負担も大きくまたリスクも高いようです。

 2014年9月12日に、IPS細胞の移植による「滲出型黄斑変性症」の臨床研究実験が行われたというニュースが、TVなどで報道されて話題となりました。

 しかし、まだ実験の段階で実用化まで10年、だれもがいつでもIPS細胞による治療が受けられるようになるには、20年以上かかるのではないかとも言われています。


◯ 自覚症状のチェック法

加齢黄斑変性症の、アムスラーチャートによる自覚症状のチェック法
加齢黄斑変性症の自己チェック法。ゆがんで見える、ぼやけて見える、片目で見たら黒く見えた。

出典:バイエル薬品株式会社 参天製薬株式会社 http://moumakusihikkan.com/


◯ストップさせる進行抑制と、予防法は?

黄斑変性症の予防と、進行抑制方法があります。

☆すでに「黄斑変性症」が発症している人は、

もう片方の眼にも発症する確率が、高くなります!

 

次の方法を、予防と進行抑制の対策として、

積極的に取り入れてください。

 1.    ブルーライトハザード対策をとる。

  PC、スマホなど、ブルーライトを見る時間を減らす。

〇 デジタルモニターに、ブルーライトカットする保護フィルムを貼る。

※100%はカットしません。推定カット率は以下の通りです。

PCモニター用  40%

スマホ用     20%

タブレット用   30%

〇 PCメガネをかける。(推定カット率 30%)

〇 寝る前には、デジタルモニター画面のブルーライトを見ない。

  

2、禁煙する。

たばこを吸っている人はすぐに禁煙してください。

喫煙によって、活性酸素が発生しやすくなります。

喫煙している人はしていない人に比べて、加齢黄斑変性になる危険性が高いことが、研究データにより分かっています。喫煙している人は、今すぐに禁煙が勧められます。

  

 3、 進行を抑制するサプリメントを活用する。

「黄斑変性症」の予防と、進行抑制のために良いとされる栄養素があります。

● 抗酸化カロテノイド(色素成分)―――――ルテイン、アスタキサンチン、

● 抗酸化ミネラル       ―――――亜鉛、

● ビタミン          ―――――ビタミンE、ビタミンC、

● ω(オメガ)3系多価不飽和脂肪酸―――αリノレン酸、亜麻仁油、

● 抗酸化物質         ―――――βカロチン、

しかしこれらの栄養成分を食事で同時に摂ることはできません。

そこでサプリメントで摂取することが良いとされています。

2013年5月、米国において網膜や血管に「ルテインや「亜鉛」といった栄養素を与えること

によって、「黄斑変性症」の進行を食い止め、失明に至るリスクを抑える効果が期待されるとし

て、[AREDS2]と名付けられた、大規模臨床試験が行われました。

その結果を、米国眼科学会(ARVO)が発表しています。 

日本眼科学会もその発表を受けて、全国の眼科医に報告され、ルテインなどのサプリメントを眼科

医によって積極的に患者さんに勧められています。

 [AREDS2]について詳しくは、下記の「ルテインに関する最新情報」をごらんください。

すでに加齢黄斑変性を発症している人は、もう片方の眼の発症をなんとしてでも予防しなければなりません。そのためにもルテインサプリメントの積極的な摂取を、強くお勧めします! 

眼を構成する栄養成分の画像

🌟🌟サプリメントを活用する。

抗酸化成分のルテインと、アスタキサンチンを摂る!

マリーゴールドから抽出
マリーゴールドから抽出

 ルテインとは、緑黄色野菜に含まれるカロテノイド(色素成分)の一種です。

 もともと眼の角膜、水晶体、黄斑部分に多く存在し、まるでサングラスのように、紫外線ダメージやブルーライトハザード(青色光をカットして活性酸素から、眼を守っています。 

 

ただし、加齢に伴い減少するので、外からの補給が必要です。

 

人間の脳や目には、有害物質を通さないようにガードする関所

「血液脳関門」と、「血液網膜関門」が存在します。

ルテインはその関所を通ることができる数少ない成分です。 

 「アフリカンマリーゴールド」とは、聖母マリアの黄金の花という意味があります。

 

アスタキサンチンは、赤い色の色素成分です。
アスタキサンチンの強力な抗酸化力

 アスタキサンチンとは、サケ、えび、かにや海草などに含まれる赤い色の色素成分で天然由来の有用成分です。  

その抗酸化力は非常に強力で、βカロチンの約100倍、コエンザイムQ10の約800倍、ビタミンEの約1,000倍もの抗酸化力があり、網膜に有害な過酸化脂質の増加を防いでいます。

紫外線ダメージ(UV)や青色光(ブルーライトハザード)といった光の障害から目を保護する働きがあります。

 またルテインと同じく「血液脳関門」と「血液網膜関門」を通過できる性質を持ち、このため眼の血管にたどり着き、有用な物質として働くことができる数少ない物質なのです。

またゼアキサンチンも同じカロテノイドの一種で、黄色の色素成分であるキサントフィルに属します。アスタキサンチンと同じく強力な有用作用があります。

またクリプトキサンチンも同じキサントフィルに属するファミリーです。

ちなみに緑色の色素成分をクロロフィルといいます。クロロフィルは葉緑素としても知られています。

 


ルテインに関する最新情報 「加齢黄斑変性症の大規模な臨床試験、AREDS2 が行われました。」
米国眼科学会の発表された視力臨床試験、AREDS2の解説

米国において、加齢黄斑変性症の患者への、

大規模な臨床試験が行われました。

米国国立眼科病研究所(NEI)による、世界最大規模の

視力臨床試験-AREDS2-がFloraGLO®ルテインを使用して行われ、加齢黄斑変性症進行を抑制するとの研究結果が、米国眼科学会(ARVO)より発表されました。

米国眼科学会における、加齢性眼疾患研究2略称:AREDS2と呼ばれる臨床試験

米国眼科学会(ARVO)が、20135月にUSAワシントン州シアトルで開催された年次総会において、ルテインが有用であるとの研究結果を発表しました。

本研究は、加齢性眼疾患研究2(AgeRelatedEyeDiseaseStady2 

略称:AREDS2 エイレッズツウ)と称する、成人におけるルテインの効能を臨床試験する過去最大級のものです。

この研究は、米国国立眼科病研究所(NEI)と国立衛生研究(NIH)によって全米85か所以上で5年間にわたり実施されたランダム化臨床試験です。

調査対象者は、50歳から85歳までの4,203人の方で、その対象者は研究開始時点で罹患しており、ルテインとゼアキサンチン、および亜鉛、オメガ3系脂肪酸、DHAを投与しての効果を検査する目的で行われました。

その研究の結果、ルテイン,アスタキサンチン、ゼアキサンチン、亜鉛、オメガ3系脂肪酸、DHAの投与を行うと、重大な進行リスクを26%も減少させることがわかりました。

また、高い罹患率を19%も減少させることもわかりました。

詳細は、USA眼科学会の学会ジャーナル誌(JAMA)に掲載されて発表されています。

この臨床試験には、米国ケミン社のFloraGLO®ルテインが使用されました。

出典:USA眼科学会(ARVO)のHP。

   米国ケミンヘルス社のHP。www.kemin.com

   米国DSM社のHPwww.dsm.com

     日本眼科学会のHP。http://www.nichigan.or.jp/index.jsp

 

この‐AREDS2‐と名付けられた、大規模な臨床試験では、米国ケミンヘルス社の全面協力により、

同社製 FloraGLO@lutein(フローラグロー ルテイン)が採用され、研究グループらによって患者さんへ処方され、臨床試験に使用されました。

米国ケミンヘルス社のフローラグロー ルテインのマークです。

● ルテインの新聞記事から

「ルテインで、認知症予防に期待」、 読売新聞の新聞記事を紹介しています。

「読売新聞の記事」より

 ルテインは、アシストが期待されるとして、多くの人々にご愛用されていますが、上記の今回発表された

新聞記事にありますように、ルテインはさらに、もの忘れやめぐりの不調、うっかりに、大いに期待が寄せられることとなりました。

 さらに、東北大学大学院農学研究科の宮澤陽夫教授らの研究によりますと、アスタキサンチンを摂取すると、赤血球膜中の濃度が高まることがわかり、もの忘れに何らかの機能を持つことが期待されるという発表がなされました。 

 

 

●ルテインについて、USAからの研究報告

USA国立医学図書館 国立衛生研究所より発表!

USAマサチューセッツ州 タフツ大学教授 エリザベス j ジョンソン博士
エリザベス j  ジョンソン博士

 アメリカ合衆国(USA)においても、「ルテイン」についての研究が早くから行われており、数々の研究結果がUSA国立医学図書館 国立衛生研究所より発表されています。

 USAマサチューセッツ州メドフォード タフツ大学の教授で女性科学者であるエリザベス J・ジョンソン博士の研究グループによる、「ルテインが関与し、生涯においてそのルテインの必要性が示される「ルテイン」についての研究報告」を、栄養学会の国際誌ニュートリション・レビューズ誌により発表されています。

 また、2009年11月に日本油化学会主催で開催されたシンポジウムにおいて、ジョンソン博士がルテインとDHAを摂取することで、有用になる事を発表されました。学会報告の内容は、food style21、2010年1月号に発表されています。

 以下はジョンソン博士らの研究グループによる過去十年間におけるその研究報告の表題の一部を紹介しています。

2005年 915日  

表題: ルテイン代謝、

2007年 3

表題: 食餌ルテインのと加齢におけるリボ蛋白中の血漿カロテノイドとそれらの輸送にゼアキサンチンの役割

2012年 10 10

表題: 高齢者の機能にルテインとゼアキサンチンのための可能な役割

2014年 8月 8

表題: 生涯を通じて、機能にルテインとゼアキサンチンの役割 

出典:国際生命科学研究所のホームページより

Elizabeth J. Johnson, .

 

http://hnrca.tufts.edu/elizabeth-j-johnson-ph-d/

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25109868


☆☆☆☆☆体験者のレビュー評価、口コミ

Y・T様 66歳 男性 

「黄斑変性症」になる前の前兆のような兆候のことをお教えしたいと思います。

9年前、真夏の暑い日でした。

お盆の準備にお墓の草取りに行こうと思い、車を走らせてしばらくすると、右の目がぼやけて

見えづらくなってきました。

そのうち右目の視界の左の上の部分が黒くなってきました。

確かに視界の4分の1、左の上だけ黒くなりました。他はぼんやりですが見えていました。

熱中症で眼がおかしくなったのかな?と思い、車を日陰に置いて、エアコンを掛けて休んで

いましたら治まりました。

そのような状態が数か月続いた後、右目の中心が白っぽくなって、ものが歪んで見えるように

なってしまったのです。

これが「黄斑変性症」なのだとすぐ気づきました。知人がなったのを知っていましたので。

その間、県外出張などいろんな事情で病院には行けませんで、3年ほどして病院に行きました。

眼科で治療法をいろいろ教えていただきました。

眼球に直接注射をして薬物を流入させて、正常に見えるようにするという方法を勧められま

したが、一回の治療費が7万円ほどして、それを年に4回もしなければならないことなどを

聞いたら尻込みしてしまって。

眼科の先生は、「片目が黄斑変性症になったら、もう片方の目も発症する可能性がある。」

「両目とも発症したら、生活に重大な支障を来たすことになる。」と言われました。

そうならないための予防には、ほうれん草やブロッコリーのような「緑黄色野菜」を、食事

の中で摂りなさいと言われました。

緑黄色野菜の中に、色素成分「ルテイン」が含まれているとのことでした。

その「ルテイン」が、網膜の黄斑という部分に必要だそうです。

しかし私は数年前に「尿路結石」を患い、その結石のもとはシュウ酸で、ほうれん草にもその

シュウ酸が含まれているので食べられませんと言いますと、それならばサプリメントで

「ルテイン」を飲むと良いと、教えてもらいました。

ネットで「ルテイン」のことを調べて、こちらさんが良いと思って注文した次第です。

飲み出して2年ですが、片方の目のためにもこれからも飲みたいと思います。

私の場合、「黄斑変性症」の発症の兆候として、眼の視界のまわりが黒くなり始めたときに、

すぐに眼科に行っていれば「黄斑変性症」は予防でき、発症することはなかったのかもしれ

ません。

悔やんでも悔やみきれません。

このように「黄斑変性症」の兆候はありますから、その兆候に気付いたら、すぐに眼科へ

行ってください。

私のようにならないようにと思って、また私の体験が参考になればと思い、手紙にして

送りました。

 

T・M様 59歳 男性

平成19年の8月の暑い日でした。右目の視野が急に暗くなって、中心が歪んで見えだしました。

翌日、眼科に行きまして2時間ほど、いろいろ調べてもらいました。

「加齢黄斑変性症」と言われました。

ショックでした。50歳になったばかりで、眼が見えなくなるのかと。

ルテインを飲み始めたのは、4年前からです。

同じような時期に、家族や友人、いとこまで偶然なのかみんなが、「ルテイン」が眼にいいそうだと教えて

くれました。

ネットで調べる内に、確かに黄斑変性症には「ルテイン」が良いようだということはわかりました。

でも価格もいい値段で、いまいち買って飲むまでは至りませんでした。

しかし、そうしてる内に、もう片方の左目も発症するかもしれないと不安に思い、眼科には定期ごとに行って

いましたので、先生に治療法やルテインのことなど相談して聞いてみました。

眼球に、直接薬剤を注射するルセンティスとかいう治療法があると聞きました。

「抗VEGF薬」を注射すると、正常にちかく見えるようになるそうです。

ところが、6週間くらい経つとまた元に戻って見えなくなるそうで、また手術しなければならないそうです。

1年に何回も。しかも1回の手術代が6万から7万円もかかるそうです。(保険適用で3割負担で)

これは私はしませんでした。

それで先生に「ルテイン」のことを尋ねました。

そうしましたら、「ルテインは確かにいいよ。うちでもルテインと亜鉛含有のサプリを販売しているよ。」と

いって、「わかもと製薬株式会社のオプティエイドDE」というのを勧められました。

亜鉛が入っているのは良かったんですが、ルテインの量がいまいち少なかったので、これは途中でやめました。

女房がネットで、おたくのサイトを見つけまして、値段はさほど他所と変わらなかったのですが、眼のことだけ

でなく「認知症の予防」までサポートされているのが、女房は気に入ったようで、すぐに購入を決めた次第です。

実は私の親父も、亡くなる前の1年ほどは、私の顔も女房も、孫の顔さえ分からなくなっていました。

遺伝するようだと聞いたので、どうせ飲むならいいものをと思いました。

始めから徳用タイプの大瓶の方を頼みました。

今では年に3回、4か月ごとに徳用瓶2瓶を、カード決済で注文しています。

たばこ代がこれに代わったのだと思うようにしました。

たばこはいけないと眼科の先生から言われましたし、ネットでも喫煙者がなると載っていましたので、すぐ

やめました。

周りから「よくやめられたね。」と言われますが、両目とも失明するのではと思うと怖かったので、すぐ

やめられました。

いろいろ他のネットでは、改善した人がおられるようなことが載っていましたが、前は半信半疑でしたが、

今は希望が持てるようになりました。これからもずっと続けていきたいと思います。 

※ 掲載されている内容は個人の感想です。効能効果を表したものではありません。得られる結果には個人差があります。       


まとめー編集後記

黄斑変性症は前に加齢をつけて、「加齢黄斑変性症」と呼ばれていました。

近年急激に患者数が増え、しかも若い世代に増え始めていることもあり、加齢をつけずに呼ばれるようになりました。PCやスマホの普及が影響していることは否めません。早急に対策を考えなければなりません。

 

最近、テレビCMや新聞広告欄でルテインの広告が増えて、よく見かけるようになりました。人気がある証しと思われますが、人気に便乗しただけの商品や、安売り商品が出回っている様です。ルテインを選ぶときは品質を見極めて選びたいものです。

USAのケミンヘルス社のフローラグロールテインが、世界最高品質として世界中で使用されています。

上記のようにUSAにおいて、黄斑変性症の患者さんに、このフローラグロールテインを採用して大規模な臨床試験が行われ、効果が確認されたという報告があります。科学的な根拠が裏付けられたということです。

「フローラグロールテイン」が配合された製品がサプリメントとして、日本でも通信販売などで広く市販されていますので、興味のある人は飲まれたらいいでしょう。

「フローラグロールテイン」について詳しくはこちらをご覧ください。