クエン酸回路とか、クエン酸経路、クレプス回路、TCAサイクル、最近ではATPサイクルとも呼ばれています。
医学医療分野ではTCA回路と呼ばれています。
それは新しいダイエット法なのでしょうか?
そんな効果があるのなら、すぐにでも取り入れたいと思われるでしょう。
ところが「クエン酸サイクル」とは、もともと私たちの身体に備わっている命を守るための身体機能-【生命維持活動の機能】-のひとつなのです。
「 えっ!そんな素晴らしい機能が私のからだに備わっていたなんて、知らなかった!」そう思われる方も多いでしょう。
このクエン酸サイクル(TCA回路)がスムーズに活発に活動することで、素肌美人になる、疲労を解消し、肩こりを解消、また内臓脂肪を燃焼させることでダイエットにも効果が出るのでは?と言われています。
そんなたくさんのメリットをもたらす効果のある「クエン酸サイクル」をこれからご紹介します。
私たちは食事で摂った栄養素を、エネルギーに変えることで生活をしています。そして、このエネルギーはクエン酸サイクルで作られています。 これをエネルギー産生(ATPサイクル)と言います。
クエン酸サイクルとは、私たちの身体を元気に動かすための、大事なメカニズム、生体維持機能なのです。
健康体の体質(体液)は、弱アルカリ性(PH値7.4)ですが、常時この弱アルカリ性の健康状態を維持するためにはたらく身体機能があります。
これを生体恒常性(ホメオスターシス)、または生体防御機能といいます。身体の体質(体液)が少しでも酸性に傾いたら、健康維持のためにアルカリ性に戻そうとする機能です。そうして私たちの生命は守られているのです。
このようにクエン酸サイクルは、私たちの生命を維持するために、生まれたときから備わっている身体機能の一つなのです。
太っている人は、実は冷え性の人が多い!?
➡ 冷え性の人は酸性体質になりやすい人が多い!?
➡ 酸性体質だと、エネrルギー消費ができないために太りやすくなる!
➡ 太ると体温が低くなり、基礎代謝が下がり酸性体質になり、ますます太りやすくなる。
体温が1度下がると、基礎代謝は13%も下がってしまうのです。
例えば、
女性の一日の平均代謝量を1,200kcalとすると、➡体温が1度下がると1日156kcalのエネルギー消費ができないことになります。➡1ヶ月(31日)では4,836kcalが未消費になってしまいます。➡脂肪を貯め込みやすくなる。
いくらカロリーに気をつけて食事制限しても、わずか1度体温が下がっただけで、太りやすくなってしまうというわけです。
では、太らないためにはどうすれば良いのでしょうか?
太らないための方法!?➡ それは「基礎代謝を上げること」です!
基礎代謝を上げる方法
①有酸素運動
ウォーキングなどの有酸素運動を行うと血流が良くなり、基礎代謝が向上します。
ただし、運動を開始して30分くらいまでは、血液や筋肉などに蓄えられた糖質が使われ、その後体脂肪がよく燃えるようになるため、脂肪を減らすには40分以上続ける必要があります。
この有酸素運動は毎日継続して行います。暑い時期は、日差しを避けて、朝あるいは夕方行うなど熱中症などにも気を配ることも必要です。
②半身浴
37度~40度以下のぬるめの温度で、みぞおちの下まで湯船につかり、頭の上から汗が落ちてくるまで(20分以上)湯につかります。
40度のお湯と20度の冷たい水を、30秒ずつ首のうしろにあてる動作を5回繰り返します。
以上の①と②を毎日継続して行います。
、、、、、、、、、これを毎日行うのは、意外と大変かも、、、!?
そこで、手軽に基礎代謝を上げる方法を考えてみましょう。
その方法とは?
酸性体質をアルカリ体質に変えて、体温を1度上げることです!
体温を上げることはダイエットの近道!
さらに、体温が1度上がると免疫力が60%もUP!元気や若返りに嬉しい効果が期待できます。
体質(体液)は、
酸性、強酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、強アルカリ性、アルカリ性で表現し、PH値(ペーハー)で表記します。
健康体の体質(体液)は、弱アルカリ性で、PH7,4です。
中性が7,0で、これより数字が小さくなると酸性、多くなるとアルカリ性です。
そして不健康とは、酸性化体質の状態を指します。
では酸性化体質とは、どんな状態なのでしょうか?
極端な例ですが、体液(血液)がすべて酸性になると、生命が維持できない状態、すなわち瀕死の状態、あるいは危篤状態となります。末期のがん患者の血液はほとんどが酸性です。
そうなる前に、身体機能のはたらきによって中性もしくは、弱アルカリ性へ引き戻されるのですが、残念ながらいろいろな原因により、その身体機能がうまく働かなくなると、酸性化(弱酸性)体質のままで、不健康な状態となってしまうのです。
では、なぜ、酸性化体質になるのでしょうか?
エネルギーの燃えカスって、なに?
私たちは、毎日の食事で摂った栄養素を、クエン酸サイクルで燃焼させてエネルギー(ATP)を作り出しています。
その中心となるクエン酸が不足すると、クエン酸サイクルがうまく回らなくなり不完全燃焼となり、燃えカスとして焦性ブドウ糖が発生し、これが酸性物質「乳酸」と「ビルビン酸」に変化します。
これらの酸性物質「乳酸」や「ビルビン酸」がうまく燃焼されず、処理されないまま体内に残って蓄積されている状態、それが酸性体質となる原因となります。
酸性物質「乳酸」が体内で蓄積され増えすぎた場合、私たちの身体にいろいろな害を引き起こすこととなります。
酸性体質から脱却して、体温を上げることがダイエットへの近道です。
さらに体温が1度上がると、免疫力を60%もUPさせることが報告されています。
では、どうやって体温を上げるようにするのか?
それには「お酢」を活用することです!
お酢は、東洋医学では「温活食材」として重用されています。
お酢にはクエン酸がたっぷりと含まれていますので、クエン酸サイクルをスムーズに回します。
特に「バーモント酢」が一番のお勧めです!
バーモント酢には、身体を温めて冷えを解消し、元気や若返りに嬉しい効果が期待できます。
☆このように酸性体質からアルカリ体質に代わることによって、体温が上げると基礎代謝も上がり、ダイエットにも成功できることになります。
また抵抗力を取り戻してカラダを元気に動かすためには、「バーモント酢」を活用して、クエン酸サイクルをスムーズに活発に回して、体内から酸性物質を、取り除かなければなりません!
1、食事などの栄養素を燃焼させてエネルギー(ATP)を産生。その際に燃えカスとして残った酸性物質「乳酸」とクエン酸が結合。再びエネルギーの素としてリサイクル(再利用)されます。
2、七種類の変化を続けた酸は、再びクエン酸へと姿を戻します。そして再び「乳酸」と結合し、リサイクルとリニューアルの化学変化を続けます。
3、クエン酸サイクルと呼ばれるこの燃焼循環(ATPサイクル)によって、酸性物質「乳酸」は、「二酸化炭素(炭酸ガス)」と「水」に分解されます。さらに、その炭酸ガスが酸性物質「乳酸」や「脂肪」を分解します。
4、体内の酸性物質「乳酸」や「脂肪」は減少し、身体の体質(体液)がアルカリ性に変わります。
クエン酸サイクルとは、1937年 ドイツ生まれでイギリスの医学博士で化学者ハンス・クレブス博士(Hans adolf krebs 1900~1981)によって発見された生体機能システム理論の学説です。
この功績により、1953年にノーベル化学賞・医学賞を受賞しています。
ノーベル賞の受賞により、この「クエン酸サイクル」が科学的根拠はもちろん、生体化学的、また医学的根拠に基づいた理論であることが証明されました。
クエン酸サイクルという呼称は、高等学校の生物学で使用されますが、大学以降、医学医療分野では、TCA回路(tricarboxylic acid cycle)と呼ばれています。また発見者の名をとって、クレブス回路とも呼ばれています。
例えば、牛肉を焼肉ステーキにして100g食べた場合、その酸性を中和させるためには野菜を600g食べないと中和されません。さらに、もう300gの野菜を食べることで、ようやくアルカリ性に引き戻されるのです。
牛肉100gを食べたら、野菜を同時に900gも摂らなければアルカリ体質にもどれないというわけです。
ところが、バーモント酢をコツプにたった一杯、200㏄飲むだけでアルカリ性体質に戻すことができます。それが「クエン酸サイクル」です。
酸性物質「乳酸」は体の組織にあるタンパク質と結びついて乳酸タンパクとなり、筋肉細胞に溜まると、いわゆる「こり」の現象を起こします。これが「肩こり」の真犯人の正体です。
「腰痛」も同様に、乳酸タンパクが筋肉細胞に溜まることが原因で起こります。
多くの女性を悩ませている肩こりや、目の疲れ(眼精疲労)、首すじのこり、腰痛、背中のはり、これらの”凝り”や”張り”の原因は、酸性物質「乳酸」であることがよくわかります。
内臓脂肪を減少 健康的にやせるヘルシーダイエット 血めぐりアップで冷え知らず インフルエンザや風邪予防 疲労・夏バテ回復 血液サラサラ ミネラル吸収促進(キレート作用) カルシウム吸収アップで骨粗しょう症予防
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便秘改善 肩こり・腰痛解消 食中毒の予防 痛風の予防 尿路・膀胱結石の予防と再発防止
クエン酸サイクルを活発に動かすための、飲み方レシピです。
黒酢やバーモント酢にはクエン酸が豊富に含まれています。
クエン酸をとらなければ、クエン酸サイクルは回りません。
スムーズに回らないと、酸性物質「乳酸」や「内臓脂肪」が燃焼されずに、体内に留まって蓄積されてしまいます。それが三大成人病となり、脳梗塞や心筋梗塞につながっていきます。また肩こりや腰痛を引き起こす原因となります。
クエン酸を多くとればとるほど、クエン酸サイクルは活発に活動します。
飲み方はカンタン!
起きがけと寝る前、1日2回、コップ一杯ずつ飲む。それだけでOK!
コップ一杯とは約150~200㏄。
※ 一度にたくさん摂るのではなく、一日中体内にクエン酸が入っている状態を保つために、少しづつを数回に分けて飲むのがコツ!
※ 150㏄とは、小さいペットボトル(500㎖)の3分の1くらいです。
○まずは朝起きたときに一杯!
朝、起きがけの一杯にはリラックス効果もあり、バーモント酢に含まれるカルシウムによってストレスも減らします。
食事の最初に、野菜など食物繊維の多いものを食べると肥満や糖尿病の予防になると言われています。でもそんなに野菜を食べられませんが、朝ごはんの前にバーモント酢を飲んでおくことで、その代わりとなります。(飲む前に、水で口をゆすいでから飲みましょう。)
○昼食や、晩ごはんの前後に!
朝ごはんと同じように昼食の前にも、また晩ごはんの前にもバーモント酢を飲んでおくと良いでしょう。
○そして寝る前に一杯飲む!
内臓脂肪や皮下脂肪は寝ている間に溜まります。尿路結石の「石」も、寝ている間に形成されます。「石は夜作られる」。汗をかいて水分不足となり、明け方に脳梗塞や心筋梗塞になるリスクが高まります。寝る前に飲むことで、そのリスクも減らします。
夜中にトイレの回数が増えて困るという方は、寝る前ではなく、お風呂上がりや夕食の前など、ご自由にご自分のライフスタイルに合わせて、お飲みください。
その他にも美味しい作り方レシピや、飲み方レシピもあります。こちらをご覧ください。「バーモント酢の美味しい飲み方レシピ」
クエン酸サイクルは、もともと私たちの生命を維持するために備えられた、身体機能メカニズムです。私たちの身体を元気に動かすために日夜働いてくれています。
クエン酸サイクルをスムーズに回すための原動力になるのがクエン酸です。ダイエットに、肩こり解消に、疲労回復にお役立てください。
そのクエン酸を摂取する方法ですが、手軽に摂取するにはバーモント酢や、リンゴ酢が最適です。
今回ご紹介しましたバーモント酢やリンゴ酢は、製品化されて通信販売などで広く市販されています。興味のある人は飲むといいでしょう。
出典:
厚生労働省疫学調査 「あなたは疲れていますか?」
文部科学省科学技術振興調整費 「見えてきた疲れのメカニズムと疲労克服」
宝島社発行 「酢生姜で体すっきり!ずっと健康!」
幻冬舎発行 「やせる!きれいになる!炭酸生活」 国際医療福祉大学 大学院教授 前田眞治著