閃輝暗点 女性に多い理由は女性ホルモンの影響!?

閃輝暗点、女性に多い理由は女性ホルモンの影響?

閃輝暗点発症のメカニズムは、ほぼ同じ原因と言われています。しかし、誘因はたくさんあります。誘因とは誘発する因子で、きっかけのような物事や食べ物などです。その誘因から片頭痛へとスイッチが入り、発症します。閃輝暗点のきっかけとなる誘因は、男女差や年齢差により、また個人差などもあり多種多様で、まさに種々さまざまです。

片頭痛患者の男女別では、女性が圧倒的に多く、約8割で男性の3~4倍とも言われています。

 この女性に多い理由として、女性ホルモンが大きな誘因となっているようです。

 

○ 女性に片頭痛患者が多い理由は?

1、女性ホルモンの影響

片頭痛の誘因の一つに女性ホルモンが強く、深く関わっています。初潮を迎える思春期以降、女性で片頭痛をもつ人の割合が増えます。片頭痛もちの女性の半数以上は、月経前や月経中、直後など、月経の時期に関連して片頭痛が起こります。「月経周期関連片頭痛」と呼ばれています。月経、妊娠、出産による女性ホルモンの分泌バランスの変化、生理不順、閉経前後の更年期症状などをいいます。

生理が無くなり女性ホルモンが安定する妊娠・出産・授乳のときは一時的に閃輝暗点が治まることがありますが、出産後に閃輝暗点がまた始まり頻繁に出るようになった例も多くあります。また逆に妊娠したら閃輝暗点になったと例もあります。このように月経周期に関連して発症する例が多いことが明らかになっています。また初めて閃輝暗点になった年齢も、初潮を迎える思春期以降の小学生や中学、高校の時などが多いようです。

 

2、遺伝的な要因

片頭痛には遺伝的な要素があると言われています。

閃輝暗点の出る女性の約5割以上に母親や、あるいは祖母が閃輝暗点の経験者である例が多く見受られます。母親は軽症でまるで気が付かなかったけれど、母方の祖母がひどい片頭痛持ちだったというケースは多々見られます。

 

しかし、病気自体が遺伝するのかというとそうではありません。いわゆる体質遺伝といって、例えば「姿かたちや声が母親そっくり」とか、育った環境や好みが似ていることなどから、かかる病気も似てくるというわけです。

 

 

3、女性ホルモンとセロトニンの密接な関係

閃輝暗点は、女性ホルモンの分泌量の変動と関係があるといわれ、生理の始まる1~2日前や、生理中(特に

生理が始まって2~3日の間)に良く起こります。

女性ホルモンの一つに卵胞ホルモン「エストロゲン」がありますが、このエストロゲンの分泌量の変動が脳内

セロトニンの変動に大きく関わっています。その影響により痛みやストレスに対して過敏になります。

このエストロゲンの変動が強力な誘因となって閃輝暗点を起こしやすくします。

片頭痛もちの女性は、妊娠中と閉経後に、頭痛の頻度と程度が軽減するといったことが明らかになっています。

このことからわかるように、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌の変動がセロトニンの分泌の変動に同じく影響し、それが誘因となって片頭痛のスイッチが入り、発症するものと考えられます。

 

 このように、月経周期により女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少することに正比例して、脳内セロトニン量も減少することから、閉経前後のいわゆる更年期における女性の精神的不調、および閃輝暗点のような身体的不調の原因になっています。

 

また、ストレスや痛みそのものに対しての反応の違いもあります。 前より苦痛に感じるとか、日常生活に支障があれば迷わず専門医療機関を受診しましょう。安易に市販の鎮痛薬などを使用していると薬物乱用頭痛という他の病気になることもあります。まずは、自分の頭痛を正しく理解することが大切です。専門医を受診して正確な診断と正しい治療を受けましょう。

 


誘因を知って、正しくケアしましょう!

予防するために、誘因を見つけましょう!

誘因とは誘発する因子、きっかけです。自分の片頭痛の誘因を見つけて対処することがポイントです。誘因になっている生活習慣に気づいて改善することは、閃輝暗点発症の予防になります。自ら積極的に頭痛を改善していく気持ちを持つことが大切です。

  誘因を見つけて、それを避ける!

発症原因はほぼ同一ですが、誘因(ゆういん)にはさまざまな種類があります。発症するきっかけのような出来事、食べ物、気候・環境の変化などです。

仕事で責任のある役職に就いたとか、家庭では子供の受験や親離れ、配偶者との関係、親の介護など、ストレスが重なることも誘因の出方に影響します。日常生活において、誘因を見つけてそれを極力避けることが大切です。

  

【誘因リスト】

  過度のストレス。またはそのストレスから解放されたとき。

緊張しているときだけではなく、週末や休日でホッとしているときにも起きやすくなります。週末片頭痛、ウイークエンド片頭痛、土日頭痛などと呼ばれています。いつもの日常と違うリズムを感じて、もとのリズムに戻そうとするため副交感神経が活発化して、脳内血管が収縮し、また拡張することから発症するものと考えられます。

 

  月経・生理による女性ホルモン分泌の変化。

「月経周期関連片頭痛」といわれるほど女性にとって生理が誘因となり、片頭痛が発症します。妊娠すると生理が安定するため片頭痛は起こらない。閉経すると生理がなくなるので片頭痛は起きない。というのがこれまでの定説でしたが、近年は少し違う様で、妊娠中は頻度の減少や軽度になると言われていますが、変わらず起こるという報告が多くあります。閉経後も更年期症状として頻繁に起こるケースも多くあると言われています。

 

「経口避妊薬 ピル」の常用。

生理不順や、生理痛のため産婦人科よりピルを処方されているケースがありますが、ピルは強制的にホルモンバランスを変えるため、女性ホルモンに乱れが生じ、閃輝暗点や血栓症などが起こりやすくなります。

ピルの副作用の中でも、最も恐ろしいのが血栓症です。血栓症とは、血のかたまりが血管を塞いでしまう病気です。この血栓症によって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こし、死に至ります。

2005年(平成17年)12月、日本産婦人科学会、日本産婦人科医会編による、低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(第2版)(改訂版)によりますと、「服用が禁忌となる場合」の6)に、前兆(閃輝暗点、星型閃光など)を伴う片頭痛患者「前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中など)が発生しやすくなるとの報告がある。」と記載されています。日本頭痛学会においても同じ内容が発表されています。禁忌とはしてはならないという意味です。

このように閃輝暗点の患者には処方されないことになりましたが、低用量のピルであれば処方されるクリニックもあるようですので、婦人科の医師や内科の医師に充分相談の上使用してください。

 

●  喫煙。

喫煙は、活性酸素の発生原因となり、脳内血管を収縮させると言われています。さらに視神経への血液の循環に悪影響を与えることになり、片頭痛を起こしやすくなります。たばこは百害あって、一利なし。すぐにやめるべきです。

 

  人混み。騒音。高い音や大きな音。

性格的にいい加減な人よりも、まじめで責任感の強いタイプの人のほうが、人混みなどで音に敏感になり、騒音で不快感を感じやすく、誘因が重く出る傾向にあるようです。

 

●  強い光・太陽光・強い日差し・まぶしいライト

パソコンやスマホのモニター画面のライトも誘因となります。ゲームのやりすぎなど。

 昼間は強い日差しを避けるため、差支えなければサングラスをする。(赤系が良い。青系はだめ。)

 

  気温・湿度・気圧の変化。雨の降る前。季節の変わり目。

雨季に片頭痛患者が増えるのは、低気圧によって脳内血管が収縮することが誘因となり、発症するためと思われます。

 

●  空腹時。

空腹の時間が長く続くと、血糖値が下がる(低血糖)ため脳内血管が拡張します。低血糖を避けるために、朝ごはんは必ずきちんと摂りましょう。

 

●  寝不足・寝すぎ。

寝不足や、休日に遅くまで寝すぎたりすると、副交感神経が活発に活動することで血管が拡張します。 

 

● コーヒー・紅茶の飲みすぎ。

カフェインの過剰摂取となり、片頭痛を引き起こします。特に空腹時に飲みすぎないように。

 

● スパイシーな食べ物。(オレンジ、パイナップルなど)

酸っぱい食べ物は、眠気を覚ますのには良いですが、過剰に食べ過ぎると片頭痛を引き起こします。

 

 「チラミン」を多く含む食べ物。

チラミンとはチロシンから生成される微量アミンの一種で発酵食品に多く含まれます。神経刺激作用により、血管を収縮させる効果がありますが、過剰摂取の量によっては、肝臓が解毒しきれなくなり、体に蓄積されると血圧を上昇させ、片頭痛や吐き気を誘発する原因になりやすいと言われています。

「チラミン」を多く含む食べ物は次のような食品で「誘発食品」と呼ばれています。

⦿ チョコレート・ココア(カカオ食品)

⦿ チーズ(中でもチェダーチーズはチラミンを多く含みます)

⦿ ピーナツバター(USA国立医学図書館では片頭痛誘発食品として公表されています。)

⦿ ピクルス  ⦿ ヨーグルト  ⦿ キムチ  ⦿ ビール  ⦿ 赤ワイン

 

 

☐ 頭痛ダイアリーを付ける

誘因を見つけやすくするために、「頭痛ダイアリー(日記)」を付けましょう。頭痛ダイアリーを付けることで、頭痛をじっくり観察することで自分の頭痛を理解できます。そして自分の誘因がなんであるかを探して、それらをなるべく避けるようにしましょう。自分がどんな時に片頭痛になりやすいかを見つけることは、とても重要なことです。誘因を探して、それを避けることで片頭痛の発症を半分に減らすことができます。そのための手段として、「頭痛ダイアリー」を利用されることをお勧めします。

 

日本頭痛学会のホームページアドレス http://www.jhsnet.org/

「頭痛ダイアリーをつけましょう」> 右サイドの下 >「頭痛ダイアリー」> ダウンロードができます。

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コメント: 5
  • #5

    ラインは、V! (月曜日, 13 1月 2020 18:14)

    いま丁度40歳のオバサンです。閃輝暗点とのおつきあいは15歳からなので25年です。生理のときは必ず来てました。なんだかんだで月に一度は来てました。35歳のときからキャッツクローを飲み始めました。もう5年前から飲んでいますよ。初めの頃あまり効果はなかったですが、1年飲んでからだんだんと起こる回数が減ってきて、年に4回くらいになりました。それで7か月間ぜんぜん出なかったときに、「もう治った!良かった!嬉しい!」と思って、飲むのをやめていたら、やっぱり40日くらいして生理の前に来ちゃいましたね。それからはずっと飲んでいます。それと私は緊張型頭痛もあって片頭痛との合併型だったそうです。そういう人にはキャッツクローは合うのに少し時間がかかるそうです。キャッツクローを飲み始めたころは、デジカメで撮った画像をPCで編集する仕事をしてまして、細かい作業なので目が痛いくらい眼精疲労になっちゃあって、それが原因の緊張型頭痛と片頭痛が重なって同時に出てくる合併型タイプの頭痛だったようです。キャッツクローも合わないのかな、飲むのやめようかなと思いました。でもやめないで飲んでいたのが良かったみたいです。それから5年も経ちました。今でもたまに閃輝暗点が来たときは本当に嫌な気持ちになりますよね。でもキャッツクローがあると思うと安心ですよ。上手に付き合っていきましょうね。

  • #4

    なんでもググり鑑定団 (土曜日, 06 4月 2019 20:10)

    39歳女性です。2人のママです。「閃輝暗点の原因について」の本文サイトも読みました。
    とても詳しくて分かりやすかったです。こんなに詳しい説明をされているサイトはこちらだけと思います。2人目を出産してからが、ひどい閃輝暗点に悩まされていました。初めてなったのは高校生のときからですので、もう20年も前からです。妊娠中は全然ならないから、絶対月経や生理と関係あると思ってました。病院の先生はあまり詳しくないようで不安に思っていました。2年前くらいから、スマホでググってましたら見つけました。とてもよく分かりやすくて、不安が解消されてよかったです。キャッツクローも飲んでいます。頭痛ダイアリーも今つけています。ありがとうございました。

  • #3

    働く女王蜂 (土曜日, 22 9月 2018 22:16)

    40歳です。閃輝暗点の起こるようになって、もう8年くらいになります。出産が終わったあとからで生理の始まる頃に起きるので、何か生理と関係あるのかしらと思っていました。ネットで調べていましたら、こちらのサイトをみつけまして読ませてもらいました。やっぱり閃輝暗点は生理に関係していたんだなと思いました。それと女性ホルモンとセロトニンの密接な関係も良く分かりました。わたしも更年期の入り口にいます。冷え性なんかも気になるし、牡蠣エキスは髪の抜け毛なんかの人も続けていると聞いていましたので、さっそく頼みました。ずっと飲んでみたいと思います。

  • #2

    ネットサーフィンきどり (金曜日, 07 9月 2018 10:18)

    38歳です。3人の子持ちママです。出産授乳が終わったころから、ひどい閃輝暗点になりました。
    結婚前の20代に何回かありましたけど、最近のこの頃の方がひどくてつらかったです。病院の薬は頭痛薬だけでキラキラは治療できないと言われました。このサイトは、予防の仕方も詳しくて、とても勉強になりました。牡蠣エキス注文しました。また経過を報告します。

  • #1

    ググりマーや (日曜日, 02 9月 2018 15:30)

    44歳、女性、おととしあたりから閃輝暗点になったのですが、病院の頭痛薬が効いたり効かなかったりで不安でしたから、いろいろなサイトをググっていたらこのサイトを見つけました。対処法など詳しくて安心します。またコメントします。