閃輝暗点が頻繁に起こるようになったときの対処法!

週一で起こる!二日連続して起こる!一日に2回も起こる!月に10回以上も、、、。

このように頻繫に起こるようになったときの対処法です。

自分でできる!すぐにできる!だれでもできる!

薬を使わない、お金もかからない方法です。

痛みのある、吐き気もあるという方、また痛みのない「閃輝暗点のみ頭痛なし」の方にもかなり効果的です。図解入りで分かりやすく解説していますので、この対処法をぜひ実行してみてください。 頻繁ではないという方も、発症時に実行してみてください。

※注意 頻繁に起こる場合、また長時間起こる場合は、脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血など脳内疾患の疑いがありますので、必ず医療機関での診察を受けてください。

※注意 実行されるときは、周囲の状況を確認し安全を確認したうえでご自身の責任において実行してください。

●自分でできるツボ療法

閃輝暗点が頻繫に起こるときは、痛いところを冷やすこと。
氷のうやアイスノンで冷やす!

▼痛いところを冷やす!ツボを冷やす!

閃輝暗点が頻繁に起こるときの対処法

片頭痛は緊張型頭痛と異なり、血管が拡張することで起こります。ですから入浴、運動、マッサージなどで体を温めてはいけません。お酒もNGです。血管をますます拡張させることになり、痛みが増すこととなります。

片頭痛は血管の拡張で起こりますから、基本は冷やすことです。

閃輝暗点が頻繁に起こるようになったときは、こめかみやひたい、後頭部の首の付け根のあたりのツボを、アイスノンや保冷剤、氷のうなどで冷やします。アイスノンなどがない場合は、ハンカチやタオルを水で濡らして冷やしてください。痛む部分を冷やすことで血管を収縮させ、痛みの軽減に役立ちます。

片頭痛は頭の左右どちらか片方が痛むものと思われがちですが、両側共に痛むケースも多く約50%が両側共に痛みが出ます。その両側のこめかみ(太陽)をアイスノンや氷のうなどで20分~40分冷やします

閃輝暗点が頻繁に起こるときの対処法

キラキラが拡大して視界から消えて、頭痛が始まる直前に、ひたいやこめかみ、おでこ、後頭部をアイスノンなどで冷やします。またまぶたの上から冷やすのも効果的です。図の「太陽」のツボがこめかみのあたりです。また図のように後頭部の、風池・天柱のツボをアイスノンや保冷剤、氷のうなどで冷やします。

 アイスノンなどの用意がすぐに可能であれば、起こり始めから実行してみてください。視界に小さな黒い点が現れて、その点が小さく光り初めて、「あ!また始まったな!」と気づく、まだ広がる前のこの初期の段階から「冷やす対処法」を実行してみてください。光の輪が拡大して消えるまで30分~1時間ほどかかっていたのが、冷やす方法を実行しただけで「わずか15分で消えた!」「途中でス~ッと消えた!」という報告もあります。

仕事中や外出中には無理かもしれませんが、アイスノンや保冷剤などがすぐに用意できるようであれば、起こり始めから実行してみてください。

●外出中の場合は、近くのコンビニやスーパーで、かき氷タイプのアイスなどで代用して冷やしてください。

最近では熱中症対策として、図のような冷却シートやアイスノン、氷のうなどが、ドラッグストアなどで市販されています。500円~2,000円くらいで買えますので、これらを利用されるのもよい方法です。

●「閃輝暗点のみ頭痛なし」のケースにも効果的!

痛みのない「閃輝暗点のみ頭痛なし」のケースにも、この冷やす療法はとても効果的です。

「閃輝暗点のみ頭痛なし」のケースでは、起こり始めから実行してみてください。直前のキラキラになる前の初期の段階で、まだ小さい点の状態で光の輪が広がらない状況(ものが見づらくなる初期の状況)のときに、アイスノンなどを使ってまぶたの上から目の周りなど、また図のような後頭部を20~40分程度冷やすと、閃輝暗点のキラキラがそれ以上進まず大きくならないで、途中でスーッと消えていきます。

ただし個人差があり、途中で消えても、またすぐ起こるというケースもあります。すべての方に効果的とは言えませんが、ぜひお試しください。

▼冷やすときの注意点

●まぶたの上から冷やす場合、眼球を圧迫しないようにご注意ください。

●低温やけど、凍傷などに注意して、タオルやハンカチで包んで使用してください。

▼注意 上記の方法を試される場合は、周囲の状況や安全を確認の上、ご自分の責任において実行してください。

ツボ押しや冷やす対処法は、あくまで一時的な応急的対処法で、根本的な治療法ではありません。根本的な改善を望まれるなら、その前に生活習慣を見直し、誘因を見つけてケアしましょう。適度な運動と睡眠リズム、バランスの取れた食生活、サプリメントをきちんと活用することが閃輝暗点改善への近道です。


▼ツボを押す!

●片頭痛による側頭部や前頭部、頭頂部の痛みに効果的なツボを押す「指圧」の療法です。

閃輝暗点が頻繁に起こるときの対処法

後頭部のツボを押すときは、図のように両手をパーに広げて、頭のうしろに持ってきて頭を支えます。丁度、親指が風池や天柱の位置に当たるように添えます。

押し方は、親指で血管を圧迫するように、息を吐きながらグイーっと6秒間強くゆっくり押します。そのまま2秒間キープして、息を吸いながら2秒間でゆっくり指を離します。これを10回ほど繰り返してください。

指で圧迫する、すなわち指圧をするというつもりで押してください。

 

●ツボというとツボマッサージと思われる方も多いですが、片頭痛の場合、揉んだりマッサージしてはいけません。片頭痛は血管が拡張することで発症します。揉んだりマッサージするとますます血管を広げることになり、痛みが増します。上記にツボ押しとあるように親指などで押す(指圧する)だけです。

●痛みのない「閃輝暗点のみ頭痛なし」のケースの場合は、痛みがないのでツボ押しは効果もないのではと思われますが、拡張した血管を押すことで収縮させて、閃輝暗点の軽減に効果があります。また冷やすこともツボ押しと同様に、「頭痛なし」のケースにもたいへん効果的です。

閃輝暗点が頻繁に起こるときの対処法

百会(ひゃくえ)

頭の頂上にあるツボで、片頭痛を和らげるツボとして有名です。下に向かって垂直に、5分ほど呼吸に合わせて押し続けると効果が表れます。

 

風池(ふうち)

耳の後ろにあるとがった骨と、後頭部のくぼみの中間で、髪の生え際あたりのへこんだ部分。

 

天柱(てんちゅう)

頭の後ろの髪の生え際あたり、首から頭にかけて2本の太い筋肉の外側にある、くぼみの部分。

 

肩井(けんせい)

首の後ろのつけ根と、肩先の中間。


▼手と足のツボを押す!

●片頭痛は、頭から遠いところのツボを押すと良いと言われていますので、手と足にある片頭痛に効くツボを紹介します。

片頭痛に効果的なツボを押す方法

合谷(ごうこく)

人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

「万能のツボ」とも言われ、頭痛・生理痛・歯痛・肩こりなどに効果的です。

片頭痛に効果的なツボを押す方法

手三里(てさんり)

ひじを曲げたときにできる横ジワから手首に向かって指3本分のところにあるツボ。

肩こり、寝違いなどにも効果的です。

片頭痛に効果的なツボを押す方法

崑崙(こんろん)

くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみ。

頭痛、めまい、吐き気、腰痛、足のむくみなどに効果的です。

足臨泣(あしりんきゅう)

小指と薬指の骨が合流するあたり。頭痛、首や肩のこり、月経不順などに効果的です。

●ツボを押す方法と注意点

ツボを押す方法は、手のひらや親指で気持ちいいと感じる程度に、時に強く、時にやさしく押してください。呼吸に合わせて押すとより効果的です。

1回10秒程度のリズムで息を吐きながら少しずつ圧力をかけ、そのまま2秒キープし、今度は吸いながらゆっくり指を離していきます。

不意に起こってしまうのが頭痛です。対処法や、片頭痛に効くツボを知っていれば、いざというときに安心です。

ぜひ実行してみましょう。

 ※注意 次のような時は、ツボ押しはしないでください。

●食事の前後1時間

●お酒を飲んだ後

●入浴の直前・直後

●押したい部分に、痛みや腫れ、熱がある場合

▼注意 上記の方法を試される場合は、周囲の状況や安全を確認の上、ご自分の責任において実行してください。

ツボ押しや冷やす対処法は、あくまで一時的な応急的対処法で、根本的な治療法ではありません。根本的な改善を望まれるなら、その前に生活習慣を見直しましょう。適度な運動と睡眠リズム、バランスの取れた食生活、サプリメントをきちんと活用することが閃輝暗点改善への近道です。

●自分でできるセルフケア対策その3、「サプリメントを活用して、ケアする」

私たちの身体は栄養素で成り立っています。ですがその栄養素を自分の体内で作ることはできません。毎日の食事から摂りいれる必要があります。しかし現代人の食生活は充分とは言えません。「三大栄養素」や「ビタミン」「ミネラル」が不足すると欠乏症になり、身体にさまざまなトラブルが生じます。食生活を改める方法として「機能性栄養学療法」があります。

閃輝暗点改善に適したサプリメントを実例を挙げて解説しています。積極的に活用されることを推奨します。

●自分でできるケア対策。その3、「サプリメントを活用して、ケアする!」は、こちらをご覧ください。


まとめ-編集後記

今回、このブログで特集しました「頻繫に起こるようになった時の対処法」は、解説本文サイト「特集 閃輝暗点の原因について」の中で掲載していたものです。その記事をご覧になった方々から、「もっと詳しく知りたい。冷やす方法をもっと教えてください。ほかにも自分でできる対処法があれば教えて」といったご要望のメールが多数ありましたので、拡大特集版として掲載させていただきました。

メールをいただいた方の中で50歳の方から、「もう10年以上閃輝暗点が起こるたびに頭痛薬を飲んでいますが、3年前から薬も効かなくなって困っていました。ネットで見つけましたので、発作が起きた時に早速試しましたら、本当に15分でキラキラが消えました。もうびっくりです。」というご報告もいただいています。

閃輝暗点によって日々悩まされておられる方はぜひ試されてください。頻繁というほどではないという方も、発症時にお試しください。

ただし、この冷やす方法やツボ押しの対処法はあくまで一時的な対処法です。応急処置法でしかなりません。

根本的な改善を望まれるのであれば、本格的に生活習慣を見直し、食生活を見直すことに取り組むべきです。

それが閃輝暗点改善への近道であり早道です。

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