閃輝暗点 自分でできる対策はありますか?

 

「医療相談室」に、「閃輝暗点は治らないと聞きました。少しでも回数を減らしたい、軽くて済む方法はないですか?」「閃輝暗点を予防するために、何か自分でできる対策はありますか?」といったご質問が多く寄せられます。

 

そこで今回は、「閃輝暗点 自分でできるセルフケア対策 その1」として、「誘因を見つけて自分にあったセルフケアを!」をテーマに解説していきます

閃輝暗点発症の予防に役立つ特集です。

誘因を見つけ正しくケアすれば、片頭痛発症の大半は予防できます。

 

あなたの片頭痛の誘因は何ですか?

まずはそれを知るところからスタートです!

閃輝暗点は、誘因で引き起こされる!

誘因を見つけて、それを回避するセルフケアをすれば、閃輝暗点発症の大半は予防できる!

閃輝暗点発症には原因と誘因があります。同じではなく違います。

原因とは、しくみ、メカニズム、システムのことで同一ですが、誘因(ゆういん)にはさまざまなたくさんの種類があります。

このさまざまな誘因がいくつも重なって閃輝暗点は発症します。

誘因とは、誘発因子(ゆうはついんし)といって、発症するきっかけのような出来事、食べ物、季節、気候・環境の変化などです。それぞれ人によって異なります。

片頭痛患者は比較的女性に多く、その80%が女性ですが、誘因の出方は男女差や年齢差もあります。

仕事で責任のある役職に就いたとか、家庭では子供の受験や親離れ、配偶者との関係、親の介護など、ストレスが重なることも誘因の出方に影響します。

 

下記に誘因のリストとその対策を記載しています。自分がどういうときに片頭痛になりやすいかを知ると、予防と対策がしやすくなります。

日常生活において、誘因を知り、見つけて、きちんと対処すれば、閃輝暗点発症の大半は予防できます!

必ず実行してください!

 


【誘因リストと、その対処法】

 

   過度のストレス。またはそのストレスから解放されたとき。

緊張しているときや、ストレスを感じているときだけではなく、週末や休日でホッとしているときにも起きやすくなります。週末片頭痛、ウイークエンド片頭痛、土日頭痛などと呼ばれています。いつもの日常と違うリズムを感じて、もとのリズムに戻そうとするため副交感神経が活発化します。すると脳内血管が収縮し、また拡張することから発症するものと考えられます。対処法として、休日も寝すぎたりせず朝食もきちんと摂るなどして、普段と変わらない生活を送りましょう。

 

  月経・生理による女性ホルモン分泌の変化。

「月経周期関連片頭痛」といわれるほど女性にとって生理や月経が強大な誘因となって、片頭痛を発症させます。なぜ片頭痛は生理の始まる1・2日前や、生理中2・3日の間によく起こるのか。それは女性ホルモンの分泌量の変動や、分泌バランスの変化に関係があるためです。その変化により脳内血管内に原因物質プロスタグランジンが出現し、炎症を引き起こして閃輝暗点を発症させることになります。

月経・生理が誘因となって起こる閃輝暗点には、病院から処方されたトリプタン系製剤の頭痛薬で対処してください。薬物の常用はなるべくなら避けたい、という場合の対処法として、薬用ハーブを摂りいれる方法があります。詳しくは「閃輝暗点、サプリメントはありますか?」をご覧ください。

 

「経口避妊薬 ピル」の常用。

ピルの常用は、閃輝暗点を発症させやすくします。

生理不順や、生理痛のため産婦人科よりピルを処方されているケースがありますが、ピルは強制的にホルモンバランスを変えて、生理の無い状態を作ります。すると女性ホルモンに乱れが生じ、炎症の原因物質プロスタグランジンの出現により、閃輝暗点が起こりやすくなります。よって、ピルの常用も誘因となります。

 

ですが近年、閃輝暗点のある患者にはピルは処方されなくなりました。その理由は?

ピルの副作用の中でも、最も恐ろしいのが血栓症です。血栓症とは、血のかたまりが血管を塞いでしまう病気です。この血栓症によって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こし、死に至ります。

2005年(平成17年)12月、日本産婦人科学会、日本産婦人科医会編による、低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(第2版)(改訂版)によりますと、「服用が禁忌となる場合」の6)に、前兆(閃輝暗点、星型閃光など)を伴う片頭痛患者「前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中など)が発生しやすくなるとの報告がある。」と記載されています。日本頭痛学会においても同じ内容が発表されています。禁忌とは「使用禁止」、してはならないという意味です。

このように閃輝暗点の患者には処方されないことになりましたが、どうしても必要の場合は低用量のピルであれば処方されるクリニックもあるようですので、婦人科の医師や内科の医師に、リスクなど充分相談の上使用してください。

 

●  喫煙。

喫煙は、活性酸素の発生原因となり、脳内血管を収縮させると言われています。さらに視神経への血液の循環に悪影響を与えることになり、片頭痛を起こしやすくなります。たばこは百害あって、一利なし。すぐにやめるべきです。

 

  人混み。騒音。高い音や大きな音。香水などの強い匂い。

性格的にいい加減な人よりも、まじめで責任感の強いタイプの人のほうが、人混みなどで音に敏感になり、騒音で不快感を感じやすく、誘因が重く出る傾向にあるようです。

 

● 旅行。飛行機。列車。

片頭痛持ちは脳の感受性が高くデリケートでセンシティブなので、飛行機などの乗り物や枕が変わっただけで、環境の変化に影響を受けやすく、旅先で頭痛が起こることもあります。

 

●  強い光・太陽光・強い日差し・まぶしいライト

パソコンやスマホのモニター画面のライトも誘因となります。ゲームのやりすぎなども。目を酷使すると目の周りや首・肩の凝りといった頭痛の誘因を引き起こします。1時間に1回、10分間は目を休めましょう。こまめにまぶたを閉じる、疲れたら目を温めるなど目のケアを忘れずに。

 昼間は強い日差しを避けるため、できればサングラスをする。(赤系が良い。青系はだめ。)

 

  気温・湿度・気圧の変化。雨の降る前。季節の変わり目。

雨季に片頭痛患者が増えるのは、低気圧によって脳内血管が収縮することが誘因となり、発症するためと思われます。

 

●  空腹時。

朝食を抜いたり、食事の時間が不規則だったりして空腹の時間が長く続くと、血糖値が下がる(低血糖)ため脳内血管が拡張して片頭痛を起きやすくします。低血糖を避けるために、朝ごはんは必ずきちんと摂る。一日三食同じ時間に摂れるよう心がけましょう。

 

●  寝不足・寝すぎ。

忙しくてもなるべく睡眠時間を確保する工夫をしましょう。片頭痛の誘因になる疲労やストレスを軽減させてくれます。でも休日に遅くまで寝すぎたりすると、日常の本来のリズムに戻そうとして、副交感神経が活発に活動することで血管が拡張して片頭痛を起こします。寝すぎても頭痛が起こるので休日でも気をつけましょう。 

 

● コーヒー・紅茶の飲みすぎ。

コーヒー・紅茶は適度にたしなむ程度であれば、むしろリラックスできますが、飲みすぎるとカフェインの過剰摂取となり、片頭痛を引き起こします。特に空腹時に飲みすぎないように。

 

● スパイシーな食べ物。(オレンジ、パイナップルなど)

酸っぱい食べ物は、眠気を覚ますのには良いですが、過剰に食べ過ぎると片頭痛を引き起こします。

 

 「チラミン」を多く含む食べ物。

チラミンとはチロシンから生成される微量アミンの一種で発酵食品に多く含まれます。神経刺激作用により、血管を収縮させる効果がありますが、過剰摂取の量によっては、肝臓が解毒しきれなくなり、体に蓄積されると血圧を上昇させ、片頭痛や吐き気を誘発する原因になりやすいと言われています。

「チラミン」を多く含む食べ物は次のような食品で「誘発食品」と呼ばれています。

⦿ チョコレート・ココア(カカオ食品)

⦿ チーズ(中でもチェダーチーズはチラミンを多く含みます)

⦿ ピーナツバター(USA国立医学図書館では片頭痛誘発食品として公表されています。)

⦿ ピクルス  ⦿ ヨーグルト  ⦿ キムチ  ⦿ ビール  ⦿ 赤ワイン

 

◯避けられない誘因があります!?、、、その対処法は?

自分では避けることのできない誘因があります。月経・生理による女性ホルモンの変化や乱れ、また気候・気圧の変化、季節の変わり目など、自分では避けられない、対処できない誘因があります。そんな時は病院からの頭痛薬を一時的に使用するなどして対処します。しかし「閃輝暗点のみ頭痛なし」のケースのように薬の治療法がない場合は、薬膳や食事療法、薬草ハーブを活用した代替療法を摂りいれる方法があります。積極的に摂りいれてください。

代替療法とは、薬用植物ハーブや、ミネラルなどサプリメントを摂取する方法です。他にこれと言った治療法がない場合は、この代替療法を積極的に活用しましょう。

特に「閃輝暗点のみ頭痛なし」のケースでは治療法が何もないため、このハーブ療法を活用して、発症の軽減など良好な結果を得られている例がたくさん報告されています。

また経口避妊薬ピルが使用できなくなったという方は、このハーブ療法をピルの代替療法として活用してください。

詳しくは「閃輝暗点、サプリメントはありますか?」をお読みください。

 

 


◯頭痛ダイアリーを付ける

誘因を見つけやすくするために、「頭痛ダイアリー(日記)」を付けましょう。頭痛ダイアリーを付けることで、頭痛をじっくり観察することで自分の頭痛を理解できます。そして自分の誘因がなんであるかを探して、それらをなるべく避けるようにしましょう。

自分がどんな時に片頭痛になりやすいかを見つけることは、とても重要なことです。

誘因を探して、それを避けることで片頭痛の発症を半分に減らすことができます。

そのための手段として、「頭痛ダイアリー」を利用されることをお勧めします。

 

日本頭痛学会のホームページアドレス http://www.jhsnet.org/

「頭痛ダイアリーをつけましょう」> 右サイドの下 >「頭痛ダイアリー」> ダウンロードができます。

 

 


コメント欄

インスタこばえ(2018,9、25 10:08)

34歳、新米ママです。出産してから閃輝暗点になりました。ひどかったです。病院もどこに行けばよいかわからなくって、お産でお世話になった産婦人科に行ったら教えてもらいまして、脳神経外科に通いました。頭痛薬が高くてしんどいです。毎月の支払いに参ってました。夫がこのサイトを見つけてくれまして、誘因というのが全部私に思い充てることばかりでした。薬用ハーブのキャッツクローを飲むようにしてから、とても楽になりました。もっと予防することを勉強して治したいです。またコメントしまS。


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