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S・K様 女性 20歳 大学生
Q:ご質問
突然目の前にキラキラ、チカチカした小さな光が見え始めて、だんだん大きくなってその部分はものが見えなくなってきました。目の前全部がギラギラになってほとんど目が見えなくなりました。40分くらい続いてそのギラギラがやっと消えたと思ったら、今度は蜂に刺されたような強い ひどい頭痛がしてきました。吐き気もします。2~3時間頭痛が続きますので、じっと寝ていなければなりません。
3年前の高校生の時に初めてなったのですが、その時はすぐに治まったので気にするほどではなかったのですが、最近しょっちゅうなるようになりました。脳梗塞とかで死ぬかもしれないなどと不安です。
ネットで見ましたが「閃輝暗点」ではないかと思いますが、アドバイスして教えてください。
病院はなに科に行けばよいのですか? どんな検査や、治療をされるのですか? 入院しなければならないのでしょうか?
A:お答え
キラキラした光は、丸いノコギリの刃の様なギザギザした形で、初めは小さな黒い点から始まり、光はじめてだんだん広がっていき、視界のほとんどを覆うようになって、30~40分したら消えて元の視界に戻り見えるようになったということですね。そしてその後に強烈な片頭痛が起こったということですね。
確かに、この症状は閃輝暗点の発作に酷似しています。発作中に片方づつ目を閉じて、片目だけにそのギラギラの光が見えるといった場合は眼球や網膜の疾患が疑われますが、両目とも見えるか、両目を閉じてもその光が見える場合は閃輝暗点が疑われます。なるべく早く医療機関を受診されて、専門医による適切な診断・治療を受けてください。
受診する病院は、脳神経外科、頭痛外来、神経内科などです。一時的でも目が見えなくなるのは眼球の疾患も疑われますので、まずは眼科で受診するのが良いでしょう。眼球の疾患ではないと分かればそれなりに安心ですし、その眼科から「閃輝暗点ならこの病院に」と紹介してもらえる場合もあります。また眼科もある総合病院であればスムーズに診察ができるかと思います。総合病院が近くになかったり脳神経外科などがない場合は、風邪などで診てもらっているかかりつけの内科や、クリニックでまずは診てもらってください。そこから専門医のいる病院を紹介してもらえます。
症状の程度にもよりますが、入院までは必要ありません。専門医の指示で適切な検査・治療を受けて、処方される頭痛薬を服用すれば頭痛や吐き気は抑えられ、普段の生活に戻れます。
Y・H様 女性 53歳
Q:ご質問
10年前から片頭痛で閃輝暗点が出ます。その閃輝暗点が、何回も出る場合はどうすればいいですか?
1日2回連続で出たり、2日連続、3日連続で出たりします。運転中に出たりするともうパニック状態です。
10年前から脳神経科に通院していますので、このところあまりにも頻繁なのでMRI検査もされたのですが、異常はなかったです。それでもその後も何回も出ますので、車の運転もできないで、仕事にも行けず、買い物にも行けず毎日が不安でなりません。
治し方を教えてください。それと予防できる方法があればご教示ください。
A:お答え
「年に数回程度だったのが、頻繁に起こるようになった。どうしたら良いか?」というご質問が多くあります。
お答えとして、「頻繁に起こる、長時間起こる場合は脳梗塞など脳内疾患が疑われますので、速やかに神経内科などの医療機関にて、MRI、脳波、脳血管SPECT検査など精密検査を受けてください。」とお答えするのですが、Y・H様の場合、すでに病院での精密検査などで脳に異常なしとの診察を受けているとのことですので、それはそれで一安心なのですが、脳内の異常が払しょくされたわけではありません。閃輝暗点は脳疾患の危険因子であり、放置しておくことはできません。またその後も頻繁に発症して、日常生活に支障をきたしているわけですから、何とか対策を考えなければなりません。その対策として次の3点を実行してください。
1,起きた時の即効の治し方。
発症した時すぐできる、誰でもできる、薬を使わない即効の対処法です。
●詳しくはこちらををご覧ください。「閃輝暗点が頻繁に起きる時の対処法!」
2,誘因を見つけて予防ケアする。
発症のきっかけとなる誘因を見つけて回避すれば予防となります。
●「誘因」について、詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点 自分でできるセルフケア!?」
3,「閃輝暗点対策素材」を活用して予防する。
閃輝暗点の予防に効果的な栄養素材を補給する栄養学療法です。原因となる脳内炎症を未然に抑制し予防する、薬用ハーブ素材、機能性栄養素材をリストアップして紹介しています。
H・T様 43歳 男性 保険代理店勤務
Q : ご質問
このごろ目の中心が、カメラのフラッシュのようにピカッと光ったり、焦点が合わず白く丸くぼやけたり、小さくゆがんで見えたりします。こちらのサイトを見まして、閃輝暗点の症状と似ているようですが頭痛などはありません。でも頭痛の無い閃輝暗点もあるとか書いてあります。なので閃輝暗点なのか、目の病気なのか分かりません。 脳神経科に行った方がいいのか、眼科を先に行った方がいいのか迷っています。どうぞ良いアドバイスをお願いします。
A : お答え
その症状が起きているとき、両目を閉じていてもその光は見えますか?
閃輝暗点によく似た眼の病気があります。例えば「黄斑変性症」の場合、眼の中心が小さく欠けて、白くぼやけて周りがゆがんで見えます。進行すると中途失明になる危険性のある重篤な眼の病気です。他にも緑内障や、網膜剥離、光視症など光る点や、異物が見える眼の病気があります。しかしこれらの症状は片目だけに現れます。両目に同時に発症することはありません。
したがって、片方ずつ交互に目を閉じても、両目とも光の環が見える、また両目を閉じた状態でも光の環や光の点が見える場合は、眼の病気ではなく閃輝暗点のような脳内血管神経の異常による症状と考えられます。
片目だけならば、眼科にて診察を受けてください。両目ともに開いた状態でも閉じたときでも異物が見える場合は、脳内血管の異常が疑われますから脳神経外科、神経内科、頭痛外来にて速やかに受診し、正確な診断と適切な治療を受けてください。
U・A様 女性 34歳
Q:ご質問
20年前から閃輝暗点を起きています。妊娠中は起きませんでしたが、二人目を出産後、授乳が終わったころから、ひどい閃輝暗点が起こるようになりました。先週、昨日、今日と3回立て続けに起こることもあります。
キラキラの後、ひどい頭痛と嘔吐を繰り返します。鏡を見ると顔面蒼白になっています。
数年前に脳のMRI検査を受けましたが異常なしでした。脳内科の先生から処方された頭痛薬のレルバックスを飲みますが、この頃は効かなくてずっと寝ています。正常に戻って動けるようになるのに4時間もかかります。
脳内科の先生は子育てのストレスや不眠とか、女性ホルモンの影響ではと言われるだけです。そしてもっと強いエムガルディという毎月1回注射する頭痛薬を試すよう言われました。
このまま頭痛薬の注射を続けるのには抵抗があります。薬漬けになってこのまま自分の体がダメになっていくようで怖いです。エムガルディの注射をを使うかはまだ返事はしていません。 お薬に変えてサプリメントを飲みたいと思いますが、どんなサプリメントを飲めばよいでしょうか?
A:お答え
子育てや仕事など、いつもより強いストレスや不眠など、生活環境で非日常(いつもと異なる状況)が続くと、これが閃輝暗点の発作を引き起こす誘因となっているようですね。
頭痛薬を頻回に服用すると慣性化して効かなくなったり、薬物乱用頭痛といった別の病気を引き起こすこともあります。そこで薬物療法以外の対策を教えてほしいといったご相談が多くあります。
薬物療法に代わる代替療法として、栄養学療法をお勧めしています。
私たちの体は毎日の食事から摂取した栄養素によって構成されていますが、必要な栄養素をバランスよく摂取できないと不足や欠乏症により体にさまざまなトラブルが生じます。しかし16種の必須ミネラルや、9種の必須アミノ酸などを食事からきちんと摂取するのは難しいとされています。そこでサプリメントで足りない栄養素材を補ってあげないといけません。それが栄養学療法です。
閃輝暗点の原因である脳内の炎症を未然に抑制し、改善・予防する「閃輝暗点対策素材」があります。薬剤師の監修によりリストアップされていますので、詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点 サプリメントはありますか?」
K・W様 女性 35歳
Q:ご質問
3年前、2人目を出産したころから、突然目の前にキラキラした小さな光が見え始めて、目の前の全部がギラギラになってほとんど目が見えなくなります。そして40分くらい続いてそのギラギラがやっと消えたと思ったら、今度はひどい頭痛がします。吐き気もあります。5時間くらい頭痛が続きます。ネットで見ましたが「閃輝暗点」ではないかと思います。
病院に行くときは、実際にキラキラの症状が出ているときでないと診てもらえないのでしょうか?教えてください。
A:お答え
病院での診察は、発作の症状が出ているときでも、治まってからでも構いません。医師は問診のみでも診断されます。
「閃輝暗点」を含む慢性頭痛は、X線検査や、MRI検査などの頭部画像検査で診断することができません。
その理由は、原因となる病気がない、あるいはわからないためです。
ですから医師による、症状のみを聞き取る問診での診断となります。頻繁に起こる場合や脳梗塞などの疑いがある場合は、医師の判断によりCTスキャン、MRI検査など精密検査を施行されます。
医師がつける病名(診断名)は、患者さんからの自己申告の症状をベースに出されます。
閃輝暗点は特有の症状であるため、患者さんも説明しづらく、また医師も判断しにくい面があり、経験の浅い医師によっては「閃輝暗点」との判断ができないというケースもあったようです。ですから閃輝暗点を前兆とする片頭痛であるとの診断は、これまでなかなかつきにくい状態でした。
日本頭痛学会によって、2013年、慢性頭痛の国際診断基準(ICH )が制定され発表されたことにより、決め手となる症状がはっきりして診断がつきやすくなっています。
「閃輝暗点を前兆とする片頭痛」と診断されますと、適切な治療薬を処方されます。医師の指導に従って治療に専念しましょう。
出典:「慢性頭痛の診断ガイドライン2013-日本頭痛学会」
Y・A様 女性 57歳 地方公務員
Q : ご質問
10年前くらいから、突然目の中に三日月のような半円形のギザギザでキラキラする症状が出ます。頭痛はありません。視界いっぱいに広がって目が見えない状態が40分くらい続きます。目を閉じてもその光は見えます。初めてなった時から頭痛はありません。吐き気もありません。手とか足のシビレもありません。言語障害もありません。でもとても気分が悪くなるのでずっと寝ていないといけません。二日続けてなったこともあります。
眼科で診てもらいましたが、「眼の病気ではない。」と言われ、「閃輝暗点のみ頭痛なし」の症状だと言われました。脳神経外科を紹介されましたが、そこでも「前兆のみの頭痛を伴わない閃輝暗点」ですと言われました。そして頭部のMRIを撮りましたが、何も異常はありませんでした。そして薬もないと言われてなにも治療はされませんでした。二日連続して現れたり、ひと月で7回くらい頻繁に現れます。こんなに頻繁になるのに病院で治らないと聞いて、とても不安な毎日を送っています。
私のような「閃輝暗点のみ頭痛がない」について詳しく教えてください。
他に治療法や改善する方法があれば教えてください。
A:お答え
視野に突然、三日月のような半円形のギザギザでキラキラする症状があるとのことですが、このことから閃輝暗点の発症に間違いないと思われます。光が消失後にズキンズキンと拍動性の頭痛が起きれば、これは典型的な「閃輝暗点の前兆を伴う片頭痛」と診断されるのですが、しかしその後の頭痛・吐き気がない症状は「閃輝暗点のみ頭痛がない」に該当する症状と診断されます。このような方はたくさんおられます。決して珍しいケースではありません。
国際頭痛分類(第3版β版日本頭痛学会訳)では「典型的前兆のみで頭痛を伴わないもの」に分類され表記されています。
脳神経外科で頭部MRIを撮ったが異常なしとのことですが、これは担当医師の適切な判断です。「閃輝暗点のみ頭痛がない」のケースでは、脳梗塞、脳動脈奇形、脳腫瘍などの前兆である可能性があります。片頭痛そのものが脳内疾患のリスク因子だからです。そこで医師が確実に診断する必要があるときにはCTスキャン、脳血管造影画像検査、頭部MRIなどの検査を施行します。
それぞれの専門医から、目も脳も異常なしと診断され、「治療はありません」と言われたとのことですが、「閃輝暗点のみ」で頭痛がなければ病院では治療はできません。病気ではないと診断されるので医師は治療できず、現代医学では対処できません。
治療したいという患者の意に反して、病院では何も治療できません。「経過観察」と言われて帰されます。なんの手立てもされませんから、これからも「閃輝暗点のみ頭痛なし」の症状は続くことになります。
●「閃輝暗点のみ頭痛なし」について詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点 頭痛がない!その原因と対処法は?」
推奨される改善方法として、「閃輝暗点対策素材」を活用する代替療法があります。薬用ハーブ素材やサプリメントで補う方法です。頭痛のある方もない方にも、どちらにも適応します。
●「閃輝暗点対策素材」を活用した改善方法について、詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点 サプリメントはありませんか?」
I・S様 44歳 女性 冠婚葬祭業
Q:ご質問
12歳の中学生の時からですので、30年にもなります。30代の頃までは年に5~6回でしたが、40歳過ぎたころから頻度が増してきて、この頃は3日に1回、2日連続、毎日のように頻繁に起こるようになって、もう「誰か助けて!」って悲鳴を上げてます。
何回もなる場合は、どうすればいいですか?
薬も効かないし、何か違う方法を考えなくてはと思いますが、なんでもやってみたいと思いますので教えてください。
A:お答え
30年来の閃輝暗点とのことで、長い間ずっとお辛かったこととお察しいたします。病院にはかかっておられるようですが、今一度脳神経外科にて脳のMRIを撮られるなどの精密検査をされてください。
頻繁に起こる、長時間起こる場合は脳内疾患の疑いがあります。片頭痛自体脳梗塞などの危険因子です。年に2回は検査を受けられることをお勧めします。異常なしであれば安心材料となります。
そして異常なしとなりましたら、代替療法として、起きた時にすぐ対処できる「ツボ療法」がありますのでご紹介します。
発症したらすぐ始めてください。ツボを冷やす方法と、ツボ押しの方法です。
誰でもできる、中学生でもできる、薬を使わない、お金も要らない簡単な方法です。
●詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点が頻繁に起こるようになった時の対処法!」
そして次にやるべきことは、予防対策をすることです。閃輝暗点は予防できます。予防対策を実行する方法を解説しているサイトがあります。
Y・T様 44歳 女性 アパレル店経営
Q : ご質問
閃輝暗点は、なにが原因で起こるのですか?私のときは夜眠れなかったり、仕事がうまくいかなくてイライラして、ストレスが溜まるとなったりします。でもその逆に、店休日前に仕事がすべて片付いてホッとして、さあゆっくり休むぞというときに、帰りの車を運転している途中に閃輝暗点の発作が起きたりします。休日の計画も全部ドタキャンです。なぜストレスから解放されて、ホッとするときに起きるのですか?起きなくする対処法などありませんか?
A:お答え
閃輝暗点は寝不足など体調不良のときに起こるケースも多いようですが、ストレスや過労も誘因となります。誘因とは原因を誘発する因子、すなわちきっかけとなる食べ物や出来事、天候など自然現象などを言います。
閃輝暗点の原因となる発症機序(発生のメカニズム)はまだはっきりわかっていませんが、ストレスなど何らかの誘因により、脳の物を見る中枢といわれる視覚野という部分の血管が拡張し、収縮し、さらに拡張して一時的に血液の流れが変化することから、血管の周りの三叉神経を刺激することから起こると考えられています。
それから、ホッとした時に閃輝暗点が起こるとのご指摘ですが、このケースも多くあります。「週末片頭痛」とか「土日頭痛」などと呼ばれて、経験されている方も多いようです。緊張状態が続いた後にホッとする解放感が誘因となり、脳内血管が拡張して閃輝暗点が発症します。
改善方法の一つとして、自分の誘因が何であるかを見つけてそれをケアしてください。誘因を見つける方法は「特集 閃輝暗点 自分でできる対策は?」に詳しく解説があります。こちらをご覧ください。
M・S様 女性 35歳 区役所臨時職員
Q:ご質問
私の友達で、生理痛や生理のときの頭痛がひどくて困っていると産婦人科に相談したら、ピルを出してくれてとても助かっているということでした。 私も生理前のPMSや生理痛がひどくて寝込むことが多くて困っていました。仕事にも行けず困っていました。それで私も二人目のときお世話になった産婦人科の先生に、ピルのことを聞いてみました。そうしましたところ、閃輝暗点のある人にはピルは飲ませられないと言われました。出産で入院するとき閃輝暗点の片頭痛がずっと前からひどいことは伝えていました。
それでお聞きしたいのですが、なぜ閃輝暗点のある人にはピルは出せないのでしょうか? それと、閃輝暗点のある人で、ピルが飲めない人でも生理痛やPMSを軽くすることができるサプリメントがあると聞きましたが、それも教えてください。
A:お答え
避妊の目的もありますが、生理痛の軽減や、生理不順の改善、PMS(月経前症候群)による頭痛の緩和を目的とするために、産婦人科から低容量経口避妊薬ピルを処方されるケースがあります。しかし閃輝暗点を前兆とする片頭痛を過去・現在問わず経験した人には、ピルの処方はできないことになっています。その理由は片頭痛患者がピルを常用することで脳内血管に血栓ができやすくなるためです。血栓とは、血液が固まって血管を防いでしまうことです。よって脳卒中や脳梗塞になるリスクが高まり、その結果、死に至るケースもあります。 2005年(平成17年)12月、日本産婦人科学会、日本産婦人科医会編による、低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(第2版)(改訂版)によりますと、「服用が禁忌となる場合」の6)に、前兆(閃輝暗点、星型閃光など)を伴う片頭痛患者「前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中など)が発生しやすくなるとの報告がある。」と記載されています。日本頭痛学会においても同じ内容が発表されています。禁忌とはしてはならないという意味です。
ピル以外の生理痛処方薬については、産婦人科に相談されて適切に対処してください。 サプリメントについてのご質問ですが、生理痛、月経痛、閃輝暗点を軽減させる薬用植物ハーブ素材があります。生理痛や、PMSを発生させる原因物質であるプロスタグランジン(起炎性発痛物質)を排除して、炎症を防ぐ抗炎症作用がある薬用ハーブ素材です。
閃輝暗点の発症原因も、このプロスタグランジンが原因の炎症であることは良く知られています。ですから生理痛のみならず、閃輝暗点による片頭痛発症の軽減にも適用されると考えられます。ピルの使用ができない方はこの薬用ハーブ素材を活用されると良いでしょう。詳しくはこちらをご覧ください。「閃輝暗点、サプリメントはありますか?」
Y・H様 女性 30歳
Q:ご質問
3年前出産後からPMSがひどく、産婦人科から低用量ピルのヤーズフレックス配合錠を処方してもらい服用しています。ですが最近、片頭痛の前兆の閃輝暗点が頻繁に起こるようになりました。
閃輝暗点のことをネットで調べていましたら、こちらのサイトを拝見しましたら、閃輝暗点の人はピルは飲んではいけないと載っていました。またピルを服用することで閃輝暗点の誘因になるとも載っていました。
ピルを処方してもらったのは、PMSがひどくて、生理痛でお腹が痛くなり、吐いたりして動けなくなり、子育てもできない状態でした。それで産婦人科に相談して処方してもらったのですが、ピルを飲んでいると生理痛はずいぶんとよくなり助かっていたのです。でも閃輝暗点のある人は血栓症になるとか書いてあるので不安に思っています。脳梗塞にでもなったらまだ子供も小さいし、ピルを飲み続けるか、でも閃輝暗点もかなりつらいし、どうしたらよいかわかりません。よいアドバイスをお願いします。
A:お答え
ピルを処方された産婦人科の主治医に、閃輝暗点について早めに伝えられて相談されることをお勧めします。
前兆を伴う片頭痛すなわち閃輝暗点経験のある人へのピルの処方は禁忌となっています。血栓症リスクが高くなって脳出血や脳梗塞になる可能性があるためです。しかし禁忌とはいえ慎重投与でもあり、医師によってはPMS(月経困難症)治療薬でも血栓症リスクが上がらない治療薬もありますので、薬剤を変更するなど相談に応じてくれる医師もおられます。まずは主治医に相談されてください。
その後、医師から「ピルは処方できない」ということになりましたら、ハーブ素材を利用してください。
このハーブ素材は「閃輝暗点対策素材」でもありますので、閃輝暗点と生理痛やPMSにも適応しています。天然由来の自然素材ですので安心してご使用できます。
K・S様 44歳 女性 飲食店店経営
Q :ご 質問
閃輝暗点の片頭痛と言われました。でも頭の両側とも痛いです。なぜ片頭痛というのですか? 偏頭痛と書いてあるサイトもありますが、どちらも使ってよいのですか?
A:お答え
片頭痛はその病名のごとく、頭部の片側だけが痛むものと思われがちですが、両側が痛む患者さんも大変多く、半数近くおられます。片頭痛は基本的に頭部の片側のみに生じます。生じやすい側は左右のどちらかに偏っていることが多いのですが、痛みがどちらに生じても片頭痛症候群と診断されます。
正式な医学用語は、「片頭痛」です。医学・薬理学医療の学術誌、関連専門誌においての正式な表記は「片頭痛」と表記されます。「偏頭痛」は使用しません。医療従事者、関連者においても使用しません。
ただ最近のパソコンのワード変換では、「偏頭痛」とも出ることから一般的に使われているようです。
M・H様 43歳 男性 流通倉庫業勤務
Q : ご質問
閃輝暗点が起こるたびに、気分が落ち込み何もしたくなくなります。うつ病患者が自殺する心理状態になりやすいと聞いたことがありますが、その気持ちが良く分かります。 それではいけないと、何とか立ち直るのですが、何日か経ってまた閃輝暗点が起こると、ベッドで布団を頭からかぶって丸くなって、じっと激しい頭痛に耐えながら「死んでしまえば、この地獄から解放されて楽になれるのかなあ。」なんて考えてしまいます。
病院からは、頭痛薬を出されるだけです。閃輝暗点は一生治らないと言われました。頭痛の予防薬はあるが、閃輝暗点の予防はできないと言われました。落ち込んでいます。
何か、他の方法で予防するとか回数だけでも減らすことはことはできませんか?
A : お答え
くれぐれも軽率な行動を起こさないでください。あなたのことを大事に思っている人が必ずいらっしゃいます。かけがえのない命をどうぞ大切になさってください。
閃輝暗点は頻繁に継続的に、また周期的に起こります。しかしその周期は一定しません。月に数回のこともあれば、年に一度のこともあり個人差があります。 回数が多く頻繁になったら専門医に相談してください。予防薬を処方されます。(この場合の予防薬とは、あくまで頭痛を予防するために用いられる処方薬です。キラキラの閃輝暗点を予防することはできません。)
処方されるにあたっては、医師の診断や条件が必要ですが、効果のある予防薬です。ただし、重篤な副作用も報告されています。医師とよく相談の上服用してください。
抽象的ですが、生活リズムを変えてみるといった、生活習慣の見直しをするのも一つの予防法です。また誘因となるものを見つけてそれを回避するというのも予防になります。
回数を減らすことや、症状を軽くするなど軽減の期待されるサプリメントや、ハーブ素材もあります。これらを積極的に活用されて、QOL:生活の質を取り戻した人もおられます。
閃輝暗点について詳しくは、「特集 閃輝暗点の原因について」、
誘因を見つけてケアする方法は、「閃輝暗点 自分でできる対策は?」
サプリメントについては、「閃輝暗点 サプリメントはありますか?」をご覧ください。
K・I様 女性 37歳
Q : ご質問
十代の頃から閃輝暗点のある片頭痛でした。結婚後は年に数回程度でした。2人目の出産後からしょっちゅう起こるようになって、月に3回も起こるので頭痛薬も効かないようになりました。教えてもらった通りに飲んでいましたが。それで脳神経外科の先生に相談しまして、それまでのイミグランという薬ではなく、ミグシスという予防薬を飲むようになったのですが、それも何だか効かないようですと言ったら、セルシン錠というのを出されて、今はこれを飲んでいますが、良くなっていくのでしょうか?これからどんどん悪くなっていくのではと心配でなりません。
A : お答え
頭痛薬を飲むタイミングは、キラキラの閃光が消えた直後に、頭痛が起こる前にトリプタン系の頭痛薬(商品名:イミグラン、ゾーミック、レルパックス、マクサルト・アマージ)を飲むのが効果的です。しかし、長期に服用すると体に「耐性」ができて飲んでも効かなくなってくるということがあります。そこで医師の判断で予防薬の塩酸ロメリジン(商品名:ミグシス、テラナス)を処方されたのではと思われます。
医師から説明もあったと思いますが、この予防薬は効果が出るまでには2か月以上かかります。すぐにやめないようにしてください。それでも片頭痛が減らなければ、他の予防薬として三環系抗うつ薬や抗てんかん薬などを試されることもあります。
それとセルシン錠を処方されて飲んでいるとのことですが、片頭痛発作がいつ起こるのか不安が強い患者さんには、ジアゼパム(商品名:セルシン)などの抗不安薬を短期間使用するケースもありますが、通常は片頭痛の予防薬としては処方されません。医師の適切な判断で出されたのですから、専門医を信じて、よく相談して服用してください。
※注意 ここでいう予防薬とは、あくまで病院で出してもらう頭痛の処方薬です。市販薬ではありません。またキラキラの閃輝が出なくなる予防薬はありません。
R・M様 40歳 男性
Q : 質問
車を運転中に閃輝暗点が出たり、仕事中に発作が起きて、人に迷惑をかけたりして困っています。仕事中や、外出先で閃輝暗点の発作が出ないように、あらかじめイミグラン錠を飲んでおくことはできますか?
A : お答え
いいえ、できません。トリプタン系製剤(商品名:イミグランなど5品目10種類)は、片頭痛がないのに、起こる前から予防的に飲んではいけません。イミグラン錠は頭痛が起きてから飲む対処療法を原則とした片頭痛のためのお薬です。またトリプタン系製剤は、片頭痛の前兆のキラキラなどの閃輝暗点には無効です。予防はできません。また、緊張型頭痛には効きません。あくまで片頭痛への対処を目的とした治療薬です。
O・S様 女性 42歳
Q:ご質問
閃輝暗点に良いと聞いて、牡蠣エキスを飲みだして4年が過ぎまして、もうすっかり閃輝暗点は起こらなくなりました。今でも予防にと続けています。高校生の娘のことでお伺いします。バレーボール部に入って部活を頑張っていますが、時々貧血で早退してくるようになりました。学校の保健室の先生から、「鉄欠乏性貧血」と言われたそうです。貧血にも牡蠣エキスは良いことを聞いていましたので、すぐ飲ませました。そしたら娘が「おしっこが黄色になった。においもする。」と言ってきました。私も飲み始めの頃から今でも、尿が黄色くなるのは知っていますが、牡蠣エキスの色だろうと全然気にならなかったのですが、娘は神経質なのでしょうか、気になるようですので、なぜ尿が黄色くなるのかお伺いしたいと思います。
A:お答え:
牡蠣エキスを服用される際に、おしっこが黄色くなったり、においがすることがあります。
これは牡蠣エキスに配合されているビタミンB₂とB12が、体内で消化・吸収されるときの残りが、尿に溶け込んで排出されるとき、尿が鮮やかな黄色やオレンジ色になります。また少しにおいがします。
ビタミンB₂とB12は赤いビタミンとも呼ばれて、赤い色でそれ自体天然の色素です。
においについてですが、同じくビタミンB₂とB12のにおいがするためです。
リポビタンDやオロナミンCなど栄養ドリンク剤を飲まれた時にも、尿が黄色くなりにおいがしますが、それと同様に、牡蠣エキスを服用されるときも尿が黄色くなりにおいがします。
水溶性ビタミンですから、体内に留まって悪影響を及ぼすことはありません。
お体に異常が生じていることではなく問題はありませんので、安心してそのまま服用されてよろしいです。