「特集 閃輝暗点 よくある質問に答えて、」

医療相談室: 閃輝暗点 片頭痛(偏頭痛)よくある質問

閃輝暗点の片頭痛(偏頭痛)に関しての、よくある質問にお答えしています。お問い合わせの前にお読みください。

閃輝暗点 よくあるご質問にお答えします。

医療相談室 

 

 

お身体の悩みなどの医療相談に対する回答をご覧いただけるコーナーです。

 

閃輝暗点の片頭痛(偏頭痛)に関するご質問、お問い合せが多く寄せられるようになりましたので、こちらの別サイトに移動して、よくある質問を特集して掲載しています。

 

お問い合せされる前にお読みください。


SK様 女性 20歳 大学生

Q:ご質問

先日、突然目の前にキラキラした小さな光が見え始めて、だんだん大きくなってその部分は物が見えなくなってきました。目の前全部がギラギラになってほとんど目が見えなくなりました。   40分くらい続いてそのギラギラがやっと消えたと思ったら、今度は蜂に刺されたような強い     ひどい頭痛がしてきました。吐き気もします。                      2~3時間頭痛が続きますので、じっと寝ています。

3年前に初めてなったのですが、その時はすぐに治まったので気にするほどではなかったのですが、最近しょっちゅうなるようになりました。脳梗塞とかで死ぬかもしれないなどと不安です。

ネットで見ましたが「閃輝暗点」ではないかと思いますが、アドバイスして教えてください。

病院はなに科に行けばよいのでしょうか?                                                                          どんな検査や、治療をされるのですか?                         入院しなければならないのでしょうか? 

                        

A:お答え

キラキラした光は、丸いノコギリの刃の様なギザギザした形で、初めは小さな黒い点から始まり、光はじめてだんだん広がっていき、視界のほとんどを覆うようになって、30~40分したら消えて元の視界に戻り見えるようになったということですね。そしてその後に強烈な片頭痛が起こったということですね。

確かに、この症状は閃輝暗点の発作に酷似しています。                  発作中に片方づつ目を閉じて、片目だけにそのギラギラの光が見えるといった場合は眼球や網膜の疾患が疑われますが、両目とも見えるか、両目を閉じてもその光が見える場合は閃輝暗点が疑われます。                                      なるべく早く専門医を受診されてください。専門医による適切な診断・治療を受けてください。

受診する病院は、脳神経外科、頭痛外来、神経内科などです。一時的でも目が見えなくなるのは眼球の疾患も疑われますので、まずは眼科で受診するのが良いでしょう。 眼球の疾患ではないと分かればそれなりに安心ですし、その眼科から「閃輝暗点ならこの病院に」と紹介してもらえる場合もあります。また眼科もある総合病院であればスムーズに診察ができるかと思います。総合病院が近くになかったり脳神経外科などがない場合は、風邪などで診てもらっているかかりつけの内科や、クリニックでまずは見てもらってください。そこから専門医のいる病院を紹介してもらえます。

症状の程度にもよりますが、入院までは必要ありません。専門医の指示で適切な検査・治療を受けて、処方される頭痛薬や吐き気止めを服用すれば頭痛や吐き気は抑えられます。

 


YT様 44歳 女性 アパレル店経営

Q:ご質問

閃輝暗点は、なにが原因で起こるのですか?                       私のときは夜眠れなかったり、仕事がうまくいかなくてイライラして、ストレスが溜まるとなったりします。でもその逆に、金曜日に仕事がすべて片付いてホッとして、さあゆっくり休むぞというときに、帰りの車を運転している途中に閃輝暗点の発作が起きたりします。休日の計画も全部ドタキャンです。なぜ起きるのですか?起きなくする対処法などありませんか?

 

A:お答え

閃輝暗点は寝不足など体調不良のときに起こるケースも多いようですが、ストレスや過労も誘因となります。誘因とは原因を誘発する因子、すなわちきっかけとなる食べ物や出来事、自然現象などを言います。

閃輝暗点の原因となる発症機序(発生のメカニズム)はまだはっきりわかっていませんが、ストレスなど何らかの誘因により、脳の物を見る中枢といわれる視覚野という部分の血管が拡張し、収縮し、さらに拡張して一時的に血液の流れが変化することから、血管の周りの三叉神経を刺激することから起こると考えられています。

それから、ホッとした時に閃輝暗点が起こるとのご指摘ですが、このケースも多くあります。「週末片頭痛」とか「土日頭痛」などと呼ばれて、経験されている方も多いようです。緊張状態が続いた後にホッとする解放感が誘因となり、脳内血管が拡張して閃輝暗点が発症します。

改善方法の一つとして、自分の誘因が何であるかを見つけてそれを避けるようにしてください。誘因を見つける方法は「特集 閃輝暗点の原因について」に詳しく解説があります。こちらをご覧ください。

 

 


KW様 女性 35歳 

Q:ご質問

3年前、2人目を出産したころから、突然目の前にキラキラした小さな光が見え始めて、目の全部がギラギラになってほとんど目が見えなくなります。そして40分くらい続いてそのギラギラがやっと消えたと思ったら、今度はひどい頭痛がします。吐き気もあります。5時間くらい頭痛が続きます。ネットで見ましたが「閃輝暗点」ではないかと思います。

病院に行くときは、実際に症状が出ているときでないといけないのでしょうか?       教えてください。

 

A:お答え

病院での診察は、発作の症状が出ているときでも、治まってからでも構いません。      医師は問診のみでも診断されます。

「閃輝暗点」を含む慢性頭痛は、X線検査や、MRI検査などの頭部画像検査で診断することができません。

その理由は、原因となる病気がない、あるいはわからないためです。

ですから医師による、症状のみを聞き取る問診での診断となります。            頻繁に起こる場合や脳梗塞などの疑いがある場合は、医師の判断によりCTスキャン、MRI検査など精密検査を施行されます。

 

医師がつける病名(診断名)は、患者さんからの自己申告の症状をベースに出されます。

閃輝暗点は特有の症状であるため、患者さんも説明しづらく、また医師も判断しにくい面があり、経験の浅い医師によっては「閃輝暗点」との判断ができないというケースもあったようです。ですから閃輝暗点を前兆とする片頭痛であるとの診断は、これまでなかなかつきにくい状態でした。

日本頭痛学会によって、2013年、慢性頭痛の国際診断基準(ICH )が制定され発表されたことにより、決め手となる症状がはっきりして診断がつきやすくなっています。

「閃輝暗点を前兆とする片頭痛」と診断されますと、治療薬を処方されます。医師の指導に従って治療に専念しましょう。

     出典:「慢性頭痛の診断ガイドライン2013-日本頭痛学会」 



MS様 女性 35歳 区役所臨時職員

Q:ご質問

 私の友達で、生理痛や生理のときの頭痛がひどくて困っていると産婦人科に相談したら、ピルを出してくれてとても助かっているということでした。                  私も生理前のPMSや生理痛がひどくて寝込むことが多くて困っていました。仕事にも行けず困っていました。                                     それで私も二人目のときお世話になった産婦人科の先生に、ピルのことを聞いてみました。そうしましたところ、閃輝暗点のある場合の人にはピルは飲ませられないと言われました。出産の入院のとき閃輝暗点の片頭痛がずっと前からひどいことは伝えていました。

それでお聞きしたいのですが、なぜ閃輝暗点のある人にはピルは出せないのでしょうか?   それと、閃輝暗点のある人で、ピルが飲めない人でも生理痛やPMSを軽くすることができる漢方薬やサプリメントがあると聞きましたが、それも教えてください。 

 

A:お答え

 避妊の目的もありますが、生理痛の軽減や、生理不順の改善、PMS(月経前症候群)による頭痛の緩和を目的とするために、産婦人科から低容量経口避妊薬ピルを処方されるケースがあります。しかし閃輝暗点を前兆とする片頭痛を過去・現在問わず経験した人には、ピルの処方はできないことになっています。                                 その理由は片頭痛患者がピルを常用することで脳内血管に血栓ができやすくなるためです。  血栓とは、血液が固まって血管を防いでしまうことです。よって脳卒中や脳梗塞になるリスクが高まり、その結果、死に至るケースもあります。                     2005年(平成17年)12月、日本産婦人科学会、日本産婦人科医会編による、低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(第2版)(改訂版)によりますと、「服用が禁忌となる場合」の6)に、前兆(閃輝暗点、星型閃光など)を伴う片頭痛患者「前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中など)が発生しやすくなるとの報告がある。」と記載されています。日本頭痛学会においても同じ内容が発表されています。禁忌とはしてはならないという意味です。

 

ピル以外の生理痛などのための処方薬は、産婦人科や、神経内科の医師に相談されて適切に対処されてください。                                   漢方薬では不明ですが、生理痛を軽減させる食品素材(食材)があります。         生理痛を発生させる原因物質であるプロスタグランジン(起炎性発痛物質)を排除して、炎症を防ぐ抗炎症作用がある天然植物ハーブ由来の食材があります。

閃輝暗点の発症原因も、このプロスタグランジンの出現が原因であることは良く知られています。この天然植物ハーブについてはこちらをご覧ください。「閃輝暗点、サプリメントはありますか?」

 

 


KS様 44歳 女性 飲食店店経営

Q:ご質問

閃輝暗点の片頭痛と言われました。でも頭の両側とも痛いです。              なぜ片頭痛というのですか?                              偏頭痛と書いてあるサイトもありますが、どちらも使ってよいのですか?

 

A:お答え

片頭痛はその病名のごとく、頭部の片側だけが痛むものと思われがちですが、両側が痛む患者さんも大変多く、半数近くおられます。                          片頭痛は基本的に頭部の片側のみに生じます。生じやすい側は左右のどちらかに偏っていることが多いのですが、痛みがどちらに生じても片頭痛症候群と診断されます。

正式な医学用語は、「片頭痛」です。医学医療の学術誌、関連専門誌においての正式な表記は「片頭痛」と表記されます。「偏頭痛」は使用しません。医療関連者においても使用しません。

ただ最近のパソコンのワード変換では、「偏頭痛」とも出ることから一般的に使われているようです。

 

 


HT様 43歳 男性 保険代理店勤務

Q:ご質問

このごろ目の中心が、カメラのフラッシュのようにピカッと光ったり、焦点が合わず白く丸くぼやけたり、小さくゆがんで見えたりします。                       こちらのサイトを見まして、閃輝暗点の症状と似ているようですが頭痛などはありません。  でも頭痛の無い閃輝暗点もあるとか書いてあります。                   なので閃輝暗点なのか、目の病気なのか分かりません。                  脳神経科に行った方がいいのか、眼科を先に行った方がいいのか迷っています。       どうぞ良いアドバイスをお願いします。

 

A:お答え

その症状が起きているとき、両目を閉じていてもその光は見えますか?     

閃輝暗点によく似た眼の病気があります。例えば「黄斑変性症」の場合、眼の中心が小さく欠けて、白くぼやけて周りがゆがんで見えます。進行すると中途失明になる危険性のある重篤な眼の病気です。他にも緑内障や、網膜剥離、光視症など光る点や、異物が見える眼の病気があります。しかしこれらの症状は片目だけに現れます。両目に同時に発症することはありません。

したがって、片方ずつ交互に目を閉じても、両目とも光の環が見える、また両目を閉じた状態でも光の環や光の点が見える場合は、眼の病気ではなく閃輝暗点のような脳内血管神経の異常による症状と考えられます。

片目だけの異常ならば、眼科にて診察を受けてください。                 両目ともに開いた状態でも閉じたときでも異物が見える場合は、脳内血管の異常が疑われます。脳神経外科、神経内科、頭痛外来にて診察を受けてください。               いずれも速やかに受診されて、正確な診断と適切な治療を受けてください。

 

 


MH様 43歳 男性 流通倉庫業勤務

Q:ご質問

閃輝暗点が起こるたびに、気分が落ち込み何もしたくなくなります。うつ病患者が自殺する心理状態になりやすいと聞いたことがありますが、その気持ちが良く分かります。        それではいけないと、何とか立ち直るのですが、何日か経ってまた閃輝暗点が起こると、ベッドで布団を頭からかぶって丸くなって、じっと激しい頭痛に耐えながら「死んでしまえば、この地獄から解放されて楽になれるのかなあ。」なんて考えてしまいます。

病院からは、頭痛薬を出されるだけです。閃輝暗点は一生治らないと言われました。予防することもできないと言われました。落ち込んでいます。

何か、他の方法で予防することはできませんか?

 

A:お答え

くれぐれも軽率な行動を起こさないでください。あなたのことを大事に思っている人が必ずいらっしゃいます。かけがえのない命をどうぞ大切になさってください。

閃輝暗点は頻繁に継続的に、また周期的に起こります。しかしその周期は一定しません。月に数回のこともあれば、年に一度のこともあり個人差があります。               回数が多く頻繁になったら専門医に相談してください。予防薬を処方されます。(ただし、この場合の予防薬とは、あくまで頭痛を予防するために用いられる処方薬です。閃輝暗点を予防する薬ではありません。)

処方されるにあたっては、医師の診断や条件が必要ですが、効果のある予防薬です。ただし、重篤な副作用も報告されています。医師とよく相談の上服用してください。

閃輝暗点が起こらないように予防する薬はありません。薬物療法などの医学的方法での予防法は21世紀の現代医学でも開発されていません。                       抽象的ですが、生活リズムを変えてみるといった、生活習慣の見直しをするのも一つの予防法です。また誘因となるものを見つけてそれを回避するというのも予防になります。

回数を減らすことや、症状を軽くするなど軽減の期待されるサプリメントもあります。    これらを積極的に活用されてはいかがでしょうか。

対処法や改善法について詳しくは、「特集 閃輝暗点の原因について」をご覧ください。

 

 


YA様 女性 57歳 地方公務員

Q:ご質問                                       10年前くらいから、三日月のような半円形のギザギザでキラキラする症状があります。    視界いっぱいに広がって目が見えない状態が40分くらい続きます。目を閉じてもその光は見えます。頭痛はありません。吐き気もありません。手とか足のシビレもありません。言語障害もありません。でもとても気分が悪くなるのでずっと寝ていないといけません。

眼科で診てもらいましたが、「眼の病気ではない。」と言われ、「閃輝暗点のみ頭痛なし」の症状だと言われました。脳神経外科を紹介されましたが、そこでも「前兆のみの頭痛を伴わない閃輝暗点」ですと言われました。そして頭部のMRIを撮りましたが、何も異常はありませんでした。そして薬もないと言われてなにも治療はされませんでした。病院で治らないと聞いて、不安な毎日を送っています。

この「閃輝暗点のみ頭痛がない」について詳しく教えてください。             他に治療法や改善する方法があれば教えてください。

 

A:お答え

三日月のような半円形のギザギザでキラキラする症状とのことですが、このことから閃輝暗点の発症に間違いはないと思います。                            光が消失してその後にズキンズキンと拍動性の頭痛が起きれば、これは典型的な「閃輝暗点の前兆を伴う片頭痛」と診断されるのですが、しかしその後の頭痛・吐き気がないとなれば、この症状は「閃輝暗点のみ頭痛がない」に該当する症状と診断されます。このような方はたくさんおられます。決して珍しいケースではありません。

国際頭痛分類(第3版β版日本頭痛学会訳)では「典型的前兆のみで頭痛を伴わないもの」に分類されています。

脳神経外科で頭部MRIを撮ったが異常なしとのことですが、これは担当医師の適切な判断です。その理由はこの「閃輝暗点のみ頭痛がない」のケースでは、まれですが脳梗塞、脳動脈奇形、脳腫瘍などの前兆の可能性があります。そこで医師が確実に診断する必要があるときにはCTスキャン、脳血管造影画像検査、頭部MRI検査などを施行します。

それぞれの専門医により、目も脳も異常なしと診断され、「治療の必要はありません」と言われたとのことですが、それ以上の治療がされないということは病院では治せないということです。これが現在の西洋医学医療の限界です。                         これからもずっと、この「閃輝暗点のみ」の症状が続くということになります。    

他の治療や改善方法はないのでしょうかというご質問ですが、いくつかの推奨される改善方法がありますので紹介します。

◯生活習慣を見直して改める。◯食生活を見直しバランスの取れた食事を摂る。◯誘因を見つけてそれを回避する。◯代替療法の一つとしてサプリメントを取り入れる。このような改善方法については、Webサイト「特集 閃輝暗点の原因について」にて、詳しい解説があります。こちらをご覧ください。    


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