【最新医療特集記事】 薬剤師からの提唱

「特集」認知症にならないために!

平成25年6月1日読売新聞。認知症高齢者462万人、軽度認知障害(MCI)は400万人と発表されました。

●世界で一番、認知症患者の多い国は?

日本     462万人

アメリカ   170万人

フランス    85万人

アフリカ地域  80万人

イギリス    70万人

オランダ    25万人

(出典:厚生労働相研究班 全国大規模研究2012年度版)

この数字で、日本だけがダントツで患者数が多いことがよくわかります。

さらに認知症の前の段階「軽度認知障害(MCI)」、いわゆる認知症予備軍とみられる400万人まで合わせると、2025年には700万人、2026年には800万人になり、65歳以上の4人に1人が認知症になると予想されています。 

認知症とはどんな病気でしょうか?

●認知症って、どんな病気?

▲なぜ認知症と呼ばれるようになったの?

認知症の定義は、「認知機能に障害のある症状」です。

2006年(平成18年)から「認知症」と呼ばれるようになったのですが、その数年前から厚生労働省では「痴呆に替わる用語に関する検討会」を開いてまいりました。

それまで「痴呆」や「痴呆症」「痴呆老人」などと呼んでいたのを改めようという取り組みです。

痴呆という呼び方は、誤解と偏見により、「あほう」「おろかもの」「ばか」「きちがい」といった意味で捉えられ、その本人である患者さんにとって、なんのいわれのない誹謗、中傷を与えているといった印象があり、本人はもとよりその家族までも侮辱感を感じさせる表現でした。

こうしたことを前提として、痴呆に対する国民的な理解と支援が不可欠と考えられることから、新たな用語に替えることが望ましいとの検討委員会の意見をまとめて、2006年(平成18年)から「認知症」と呼ばれることになりました。

▲「認知症」には3つの種類があります。

●アルツハイマー型認知症

脳内に、アミロイドベータタンパク(Aβ)という成分(いわゆる老人班)が長年にわたって蓄積され、それによって脳の「海馬」という部位の神経細胞に病変が生じて、記憶障害など脳機能が低下する病気です。15年から25年といった長い年月をかけてアミロイド(Aβ)が蓄積され、脳の萎縮がゆっくりと進行してゆくのが特徴の認知症です。日本人の患者の約80%以上を占めており、日本人で最も多いのがアルツハイマー型認知症です。一般名は「アルツハイマー病」といいます。

 

●レビー小体型認知症

レビー小体という異常な構造体が、神経細胞内にできる病気です。体中を小さい虫が這っているとか、部屋の中に子供がいるなどの、幻覚や幻視が現れるのが特徴の認知症です。

 

●脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血など、あるいは交通事故などにより脳の血管に障害が生じ、神経細胞の死滅により認知症が発生します。症状はその障害部位によって異なります。

 

▼その他、前頭側頭型認知症があります。

▼アルツハイマーアルツハイマー型認知症と、血管性認知症が同時に発症する合併症もあります。


〇認知症の種類と割合のグラフ

認知症の種類と割合のグラフ

●親の病気ランキング1位は?

「なってもらいたくない親の病気」のトップが、「認知症」!

若い人へのアンケート調査で、「なってもらいたくない親の病気」で、 「認知症」がトップとなりました。

若い人へのアンケート調査で、「なってもらいたくない親の病気は何の病気ですか?」という質問の答えで、「認知症」がトップとなりました。

● 高速道路の入り口を間違えて逆走! 

● 徘徊で踏切で立ち往生して電車を止める!

● アクセルとブレーキを踏み間違えて急発進!死傷者が!、、、 

などなど、テレビ・新聞で毎日のように「認知症」の方の事件や事故のニュースを見聞きするなど、社会問題となり関心が高くなっているためでしょうか。「なってもらいたくない親の病気」と言っても、誰がなってもおかしくない病気が「認知症」です。

●「認知症」になりやすい人!?

自分の親が認知症になったら、どうしたらよいのでしょうか?
会話が少ない人は、認知症になりやすい。
会話が少ない人は認知症になりやすい

 ★認知症になりやすく注意が必要な人

□ 生活習慣病がある

糖尿病、高血圧、脂質異常症など基礎疾患がある人は認知症になりやすいと言われており、特に注意すべきは糖尿病で、認知症になるリスクが正常な人の3倍にもなると言われています。慢性的に血圧が高い人も認知症になりやすく、注意が必要です。

□ 心臓病がある

動悸、不整脈、狭心症、心筋梗塞など、高齢者の心臓病は認知症に影響すると考えられます。

□ 片頭痛がある

特に閃輝暗点を前兆とする片頭痛の人は注意すべきです。

□ 喫煙している

喫煙は認知症の危険因子です。

□ ストレスを感じやすい人

ストレスを常に感じる職業の人は、脳内の老廃物「アミロイドβ」が増えやすいとの報告があります。

 

★次のような生活パターンの人は、認知症になりやすい傾向があるため注意が必要です。

□ 生活に変化や刺激がない

□ 外出しないなど、体をあまり動かさない

□ 趣味や、やりたいことなど知的活動を積極的に行わない

□ 家族や友人との会話が少ない


●最新情報 新薬 承認へ!

★年内にも実用化!

アルツハイマー病の治療新薬「レカネマブ」が、2023年12月20日に保険承認されました。

その前の8月21日に厚労省の専門部会が、日本の製薬大手エーザイとUSA製薬企業バイオジェンが開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)について、製造販売の承認を了承したとのニュースがあり、年内にも承認されて、実用化されるという内容のニュースが報道されました。

このニュースは私たち薬剤師や医療従事関係者にとって、画期的なニュースであり、「いよいよ認知症の新薬ができた!」「認知症治療の転換点が来た!」と、大喜びしたところです。

しかし、本薬剤は認知症の進行予防効果が示された薬剤です。つまり進行を遅らせる薬剤で、 根本的に患者さんの症状を治す薬剤ではないようです。

★対象者に規制がある!?

厚生労働省から、この新薬の「最適使用推進ガイドライン」が発表されています。ですがそのガイドラインを見ますと、いろいろと規制があるようです。

治療対象者、使用法などが厳格に規定されています。

本薬剤は、すべての認知症患者に使えるわけではありません。アルツハイマー病の早期患者に限られるとのことです。このように新薬「レカネマブ」は、投与対象が軽度のアルツハイマー病の方に限られているため、適合するかを検査等により判断してから治療が行われることになりますから、対象となる方はいろいろな条件を全て満たすことが必要となります。

★重度患者を救う新薬ではない!?

今現在、重度の認知症で施設に入っている患者さんは投与対象にはならないようです。

重度の患者とは以下のような方です。

「食事を食べたか忘れる。」

「身内にあなたは誰ですかと言う。」

「日付、年号がわからない。」

「服も自分で着られない。」

「尿、便を失禁する。」

このような方は治療対象ではありません。

ということは、今施設で介護職員さんにお世話になっている重度認知症患者さんを、根本から治してくれるくすりではないということです。

★薬価が高価になる!

薬価についても実用化には程遠いようです。エーザイの発表によると、USAでの販売価格は一人当たり年26,500ドル(日本円にして約440万円)になるとのことです。保険適用されたとしても3割負担でも年130万円以上かかります。予防するためだけに一年間に130万円は、「ちょっと考えさせてください。」としか言えません。

「新薬が出ました!」と、私たち薬剤師も大喜びしたのですが、これではまったく現実味のない、庶民には程遠いお話のようです。

★あなたの老後を破壊する!?

中等度(Ⅱ期)以上の認知症になったら、一度死んでしまった脳神経細胞(ニューロン)は元に戻りません。

中等度(期)以上の「認知症」になったら、一度死んでしまった脳神経細胞は元には戻りません。

すなわち上記のように待ちに待った認知症新薬の治療薬を服用したとしても、進行を遅らせる効果はあっても、根本的に完治することは望めません。

 つまり、もう治らない、元には戻れないということになり、施設に入院して、自立不可能な全介助(要介護状態)となって、一生を送ることとなります。

あなたの老後を一変させる病気!老後を破壊する病気!

死ぬより怖い病気!それが認知症です。 


●ここからは「認知症を予防する認知症対策!」の解説です。

★予備段階で食い止めよう!

Q:質問 認知症を予防することは可能ですか?

A:答え イエスです!

認知症には、発症する前の「予備軍」といわれる段階があります。この予備軍である軽度認知障害(MCI)の人は、5年以内に認知症になると言われています。この予備群の段階で発見して適切な対策を行えば、認知症に進まずに済む可能性があります。予防は可能です!

●軽度認知障害(MCI)とは?

下の図を見てください。認知症には3つのステージがあります。

①軽度(初等度:Ⅰ期)   

②中度(中等度:Ⅱ期)  

③高度(重度:Ⅲ期)

 ①の前段階、正常でもなく認知症でもない中間状態、物忘れがあることを自覚しているが、認脳機能がわずかに低下した、認知症になりかけている状態を軽度認知障害(MCI)といいます。

1990年代後半に提唱され、2003年の国際会議で合意された新しい概念です。

MCIは放置すると、5年以内に高い確率で認知症に進みます。

MCIの段階で治療や予防対策を始めれば、脳機能が回復する可能性があり、中度(中等度:Ⅱ期)、高度(重度:Ⅲ期)への進行を、食い止められます。!

認知症の予防は可能です!! 今すぐ認知症対策を始めよう! 

アルツハイマー型認知症の場合の、認知機能の低下と進行。

●自分がMCIか?を、知る方法!

まずは、自分がどのくらい認知機能の低下があるかを知ることから始めます。

★チェックシートでテストしてみましょう。自分がどの段階に位置するかを知ると、対策が取りやすくなり安心できます。(※スマホ携帯では見づらいかもしれません。ズームアップしてください。)

★「正常」の場合、正常だから安心、何もしなくてよいというわけではありません。常に関心を持って行動しましょう。

★「要注意」の場合、予防対策に取り掛かる良い機会ととらえ、前向きに行動してください。

★「要診断」の場合は、家族を交えてもう一度再チェックしてください。家族にも見てもらうことは、家族や身内に理解してもらうことが重要だからです。結果が同じであれば、できるだけ速やかに医療機関を受診してください。専門医に正しく診断してもらい、自分が今どの段階かを教えてもらって、予防対策を始めてください。

どこの病院に行ったらよいかわからない時は、風邪などで見てもらっている近くの内科クリニックでも良いです。そこから専門医を紹介してもらえます。

もし、いきなり病院に受診するのは少し抵抗がある。かかりつけ医がいない。どこに相談したらよいかわからない。という場合は、お住いの市区町村の保健福祉課、あるいは地域包括支援センターに相談してみましょう。


軽度認知障害(MCI)とは?

引用: 読売新聞社

🌟認知症にならないために、今すべきこと?

今すぐすべき対策は?

原因物質を取り除くことです!

上の図を見てください。赤い線が原因物質です。

原因物質とは「アミロイドベータたんぱく(Aβ)」です。

アルツハイマー病になる原因は、このAβの沈着と蓄積です。20年~25年かけてAβが蓄積され、脳神経の細胞が死滅して、脳全体が委縮されて認知機能の低下となります。このようにアルツハイマー病の原因はハッキリと解明されて、明らかにされています。

★アミロイドの蓄積を抑える!?

原因をもう少し詳しく解説します。

アルツハイマー病は、脳に、アミロイドβの巨大な線維状凝集体(「アミロイド線維」)からなる脳内老人斑(タンパク質の老廃物、ゴミ)と呼ばれるシミができます。老人斑が沈着・蓄積されると、神経細胞内に「神経原線維変化」と呼ばれる「タウたんぱく質」の凝集体ができるとともに、神経細胞の機能維持や脳内の清掃をつかさどるグリア細胞が活性化され、炎症が起こります。炎症により毒素が発生し、神経細胞が破壊され大量に死に始め、脳全体が収縮します。

初めに記憶をつかさどる「海馬」の神経細胞が破壊されることから、記憶障害が起こります。これが「もの忘れ」として現れます。やがて、脳全体に委縮が広がって、さまざまな症状が現れます。

このようにアルツハイマー病は、アミロイドβが脳内で凝集し沈着すること、すなわち老人斑が蓄積されることが原因で発症するものと考えられています。

そこでアミロイドβを取り除き、蓄積を抑える対策を実行すれば予防につながるものと考えられ、研究が続けられてきました。

★認知症対策素材

「原因物質を取り除いて予防する」との研究結果に基づき、認知症予防対策に期待される素材として、「認知症対策素材」が発表されています。

1,キャッツクロウ樹木

2,牡蠣エキス

3,ルテイン

4,オメガ3系脂肪酸

5,PS(ホスファチジルセリン)

6,α‐GPC〈グリセロホスホコリン)

いずれも抗炎症作用、抗酸化作用を有する機能性栄養素材です。薬剤師の指導のもと厳選された素材です。

ライフスタイルに積極的に取り入れて、活用されることを推奨します。

【引用:参考】厚生労働省HP、化学と生物 Vol. 33, No. 17, 1995、老いを遅らせる薬:PHP新書、健康食品のすべて:同文書院 2008年,JC Psychopharmacology Vol28. No.1, Hum Psychoparmacology, 2007


認知症対策素材リストアップ

1,キャッツクロウ樹木

閃輝暗点に良いハーブエキス「キャッツクロウ」をご紹介します。

「キャッツクロウ樹木エキス末」:

 

キャッツクロウの木の根の皮や樹皮に含まれる複合アルカロイドが機能性成分です。

「抗炎症剤を飲み続けることで、アルツハイマー病になる割合が減る。」との研究報告があります。

その報告によると、体内の「アラキドン酸」から起炎性物質のプロスタグランジンが生成されますが、その生成するのに必要なシクロオキシグナーゼ酵素(COX)を、複合アルカロイドが阻害し、プロスタグランジンの生成を抑えます。

このアルカロイドには脳内血管の炎症を鎮める消炎作用・抗炎症作用があります。炎症を引き起こす起炎性物質プロスタグランジンの出現を、生成される段階において阻止することで、「炎症」を未然に防ぎ、アルツハイマーの原因とされる脳内血管の炎症、うっ血、腫れを抑制し、アミロイドβの蓄積を抑制することで、アルツハイマー病の改善が期待できます。

 アルカロイドは科学的根拠(エビデンス)に基づいた薬用植物ハーブです。

※この記事で取り上げているのは、栄養を補うために用いる「栄養素材」です。本文中には基本的に、機能性・はたらきなどによる「機能性栄養素材名」、有用な主成分を示す「栄養成分名」で説明しています。「製品名(商品名)」ではありません。

●キャッツクロウ樹皮の主成分アルカロイドを配合して、加工・製造された製品の取り扱い正規ディーラーの公式Webサイトは、こちらを参照してください。

※「キャッツクロウ樹木エキス末・アルカロイド」は、製品名、商品名ではありません。

キャッツクロウ樹木は、世界中で人気が高く、たくさんのメディアにて紹介されています。

●キャッツクロウ樹木の本や書籍、文献などがたくさん出版されています。キャッツクロウの本のご紹介。

●ウイキペディアでも紹介されています。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC


2,牡蠣肉エキス末パウダー

牡蠣でインスリンを増やす!

【牡蠣】:

糖尿病治療の研究において、「糖尿病歴のある患者は認知症になるリスクが正常者の3倍。」との研究報告があります。インスリンの量が減ることで、血糖値が上昇するのが糖尿病です。

インスリンは膵(すい)臓から分泌されるホルモンで、血糖値を一定に保つ働きをもっています。

アルツハイマー病の原因物質アミロイドβを分解させるには、インスリン分解酵素が必要です。ですが糖尿病患者はインスリンを増やすことができないため、インスリン分解酵素も作れなくなり、足りない状態ですから、アミロイドβの蓄積を抑制・分解ができなくなり、認知症になるというわけです。

このことをヒントに、インスリン分解酵素がアミロイドβの蓄積を抑制する効果があるとの研究が進められてきました。

牡蠣の成分の「亜鉛とタウリン」は、インスリンを生成する原材料です。「亜鉛とタウリン」を摂取することで、インスリン量を増やすことができます。それによりインスリン分解酵素が働きやすくなります。脳内にインスリンを効率よく取り込めるようになり、アミロイドβを分解する働きが促進されます。

このように牡蠣の亜鉛やタウリンがアミロイドβの発生を抑制し、分解・排出することで、認知症を改善することが研究により報告されています。

「認知症対策素材」として、牡蠣の亜鉛とタウリンが、認知症の予防に期待されます。

※¹この記事で取り上げているのは、栄養を補うために用いる「栄養食材」です。本文中には基本的に、機能性・はたらきなどによる「機能性栄養素名」、有用な主成分を示す「栄養成分名」で説明しています。「製品名(商品名)」ではありません。

※¹「牡蠣肉エキス末(パウダー)・亜鉛・アミノ酸」は、製品名、商品名ではありません。

●牡蠣肉食材の主成分亜鉛・アミノ酸を配合して、加工・製造された製品の取り扱い正規ディーラーの公式Webサイトは、こちらを参照してください。


3,ルテイン

「ルテイン」:

ルテインは、眼の健康維持のために利用中の方が多いのですが、この「ルテイン」に老化を防ぐ期待があると新聞紙上で発表されて、認知症の予防や進行へのアシストが期待され、シニア層に人気が高まっています。

 

●主成分ルテインを配合して、加工・製造された製品の取り扱い正規ディーラーの公式Webサイトは、こちらを参照してください。

 

🌟ルテインの新聞記事から、

「ルテインで、認知症予防に期待」、 読売新聞の新聞記事を紹介しています。

「読売新聞の記事」より

ルテインは、多くの人々にご愛用されていますが、上記の今回発表された新聞記事にありますように、ルテインは認知症の予防と進行防止に、大いに期待が寄せられることとなりました。さらに、東北大学大学院農学研究科の宮澤陽夫教授らの研究によりますと、ルテインと一緒にアスタキサンチンを摂取すると、赤血球膜中の濃度が高まることがわかり、アルツハイマー病予防と進行防止に、何らかの機能を持つことが期待されるという発表がなされました。 

4,オメガ3系脂肪酸

現代の食生活に不足しがちなオメガ3系脂肪酸(EPA、DHA、α-リノレン酸、アマニ油等)を補うことで、アラキドン酸から生成される炎症誘発系の生理活性物質プロスタグランジンを減少させると考えられ、認知症への予防にも効果があると期待されています。

5,PS(ホスファチジルセリン)

PS(ホスファチジルセリン)は、脳全体の細胞膜に存在し、神経細胞を活性化し神経伝達をスムーズにします。

「脳の栄養素」とも「知的栄養素」とも呼ばれ、ひらめきをサポートする、今最も注目されている栄養素です。

 認知症の予防や記憶力・思考力の回復、集中力・判断力の向上の改善も期待されています。

6,α‐GPC(グリセロホスホコリン)

α‐GPCは、母乳をはじめとしてヒトのすべての細胞に存在し、健康維持を支える多彩なはたらきを持つ栄養素です。体内で、若さや健康を維持する「コリン」となり、脳にとって大切な神経伝達物質「アセチルコリン」の原料で脳内にて変換されます。

この「アセチルコリン」が脳内で減ると、アルツハイマー病の原因になると言われています。

α‐GPCは、脳の認識機能向上のほかに、ストレスホルモン分泌を抑制し、また成長ホルモン分泌を促進するはたらきがあります。

α‐GPCは、大豆レシチン(大豆に含まれるリン脂質)を加水分解して得られる安心素材です。

●「ルテイン」とオメガ3系脂肪酸の主成分「α‐リノレン酸」、「PS」、「α‐GPC」を配合して、加工・製造された製品の取り扱い正規ディーラーの公式Webサイトは、こちらを参照してください。


まとめー編集後記

薬剤師からの提唱として、認知症にならないためにはどうすれば良いかについて解説してまいりましたが、「認知症の新薬ができた!」と喜んだものの、まだ実用化には程遠いようです。認知症を治せる薬が飲めるようになるのは、まだまだ先のことのようです。

認知症自体、実際にはわからないことが多く、まだ対策が遅れているのが現状です。

そこでまずは自分で自分の身を守ることから始めましょう。

認知症は予防できます。今からでも間に合います。すぐに始めましょう。

 今回ご紹介しました認知症対策食材「キャッツクロウ樹木」、「牡蠣」、「ルテイン」を、飲みやすくタブレット(粒タイプ)にして、サプリメントとして製品化され、日本国内でも広く流通しています。Amazon、Yahoo、楽天市場の通信販売などでも市販されているようです。興味のある人は飲まれるといいでしょう。

「キャッツクロウ樹木」「牡蠣の亜鉛」「ルテイン」オメガ3系脂肪酸」の成分を配合された製品を取り扱うディーラーの公式サイト情報及び、詳しい説明は、こちらをご覧ください。[CATALOG]